牛乳を使えば、まろやかでコクのある味にまとまり、子どもにも大人にも好まれる料理がたくさんあります。牛乳の消費に困ったら、料理やスイーツ作りにどんどん活用して、おいしく使い切りましょう♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

冷蔵庫にいつも常備しているものはご家庭によって違うと思いますが、かなりの確率であるのが牛乳。我が家の場合、パンやお菓子のお供は牛乳が人気で、シリアルなどにも必須なため、切らさないように常に数本の牛乳をストックするようにしています。

家族みんなが飲めばすぐに1本空けてしまいますが、寒い時期だったり、たまたまみんなが飲まなかったりして、余らせてしまうこともありませんか? 賞味期限の早い順に開封していなくて、残っているものが期限間近になっていて慌てて消費しなくちゃ! と焦ることもありますよね。

今回はそんなときにぴったりの、牛乳をたっぷり使ったレシピをご紹介します。使い切れずに困ったときに、ぜひ作ってみてください。

牛乳をムダにしないためにどうする?

牛乳はそのまま飲んでもおいしく、価格も安定しているので、日常的に摂りやすい食品です。普段からよく飲んでいる場合は、そこまで急に消費しなければいけなくなることは少ないでしょう。ただし、セールでたくさん購入したときや、賞味期限が近づいて、早く使い切りたいときもあります。

ストレートに飲むだけでは消費できなかったり、中には牛乳が苦手な場合もありますよね。

フルーツと一緒にスムージーにしたり、ココアやスープのベースにしたり、お菓子やパンの生地に練り込んだり、さまざまなところで使っていくと味や形も変わり、ムダにしないで上手に消費しやすくなります。

最終手段としては冷凍保存してしまうという手も。実は牛乳は冷凍できる食品。使いやすい形で冷凍保存すれば、必要なときに必要な量を解凍して使うことができます。

ただし、味わいが変わったと感じることもあるので、そのまま飲むよりも加熱調理をして使うのがオススメです。

牛乳活用 おすすめレシピ6選

牛乳は料理にもお菓子作りにも使えます。今回は牛乳をたっぷり使って、ミルキーな味わいを楽しめるメニューを集めてみました。組み合わせを変えてアレンジもしやすいので、参考にしてみてください。

ホワイトソース

牛乳を大量に使うソースといえばホワイトソース。さまざまな料理に使える便利なソースなので、まとめて作っておくと重宝します。

材料

・牛乳……500g

・薄力粉……50g

・バター……50g

・コンソメ……1/2個

・塩こしょう……適量

作り方

① 鍋にバターと薄力粉を入れ、弱火で焦げないように混ぜる。

② 完全に混ざってフツフツとしてくるまで炒める。

③ 牛乳を何回かに分けて加え、その都度完全に混ざるまでよく混ぜる。

④ 全体にとろみがついてきたら、コンソメと塩こしょうで味を調える。

※粉っぽさがなくなるように、薄力粉とバターはしっかりと混ぜて炒めてから牛乳を加えます。

※焦げやダマができないように、弱火でしっかり練るように混ぜ続けます。

グラタン、ドリア、ラザニアなどは、ホワイトソースをそのまま使って作るメニュー。クリーミーな味わいが子どもから大人まで人気ですよね。

ホワイトソースはスープや煮込み料理の仕上げに使ったり、パスタソースにしたり、オムレツなどに上からかけても◎。

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簡単♪ 野菜たっぷり皮なしキッシュ

パイ生地に牛乳と卵の液を流し入れて焼くキッシュですが、普段のおうちごはんで作るなら皮なしで簡単に。生クリームなしで牛乳だけで作るとあっさりした味わいですが、野菜のうまみが引き立ちます。

材料

・牛乳……400ml

・卵……4個

・ベーコン……80g

・チーズ……100g

・ほうれん草……1袋

・玉ねぎ……1個

・セロリ……1/2本

・しめじ……1株

・塩……小さじ1

・塩こしょう……適量

・油……大さじ1

※入れる野菜はおうちにあるものでOK!

作り方

① ほうれん草をゆでて冷水に取り、4cm幅に切ってしっかり絞る。玉ねぎは半分に切ってから5mm幅に、セロリは斜め薄切り、ベーコンは5mm幅に切り、しめじは石づきを切り落として食べやすいようほぐしておく。

② 油を引いたフライパンにベーコンを入れて炒め、ほうれん草以外の野菜も加えてさらに炒める。

③ 玉ねぎが透き通ってきたらほうれん草を加えて、塩こしょうを振って軽く炒める。

④ 卵と牛乳、塩を深さのある耐熱容器に入れてよく混ぜる。

⑤ 具材を入れてチーズをかける。

⑥ 180℃に予熱したオーブンで40〜50分焼く。

具が多い場合、皮つきだと崩れたら食べにくいですが、皮なしなのでそれも気になりません。たっぷり具を入れて作ってみてください♪

チキンのみそクリーム煮

牛乳は意外にもだしやしょう油などの和の味つけとも合います。味噌と合わせると、コクやうまみが深まるのでオススメです。

材料(4人分)

・牛乳……300ml

・鶏もも肉……2枚

・チーズ……60g

・小松菜……1束

・玉ねぎ……1個

・しめじ……1株

・セロリ…… 1/2本

・にんにく……1片

・薄力粉……大さじ4

・バター……20g

・味噌……大さじ1

・塩……小さじ1

・水……200ml

・油……大さじ1

・塩こしょう……適量

・ブラックペッパー……適量

作り方

① フライパンに油を引き、みじん切りにしたにんにくを炒める。食べやすい大きさに切って塩こしょうで下味をつけた鶏肉に薄力粉をまぶしてから入れ、焼き目をつけてからいったん取り出す。

② 玉ねぎは半分に切ってから薄切り、小松菜は4cm幅に切り、セロリは斜め薄切り、しめじは石づきを切り落としてほぐし、フライパンで炒める。

③ 全体に油が回ったら、鶏肉を戻し、水を注いで蒸し焼きにする。

④ 水分がなくなってきたら、牛乳を注いで煮詰める。

⑤ 牛乳が半量になったらバターと味噌、塩を加える。

⑥ とろみがついてきたらチーズを加え、溶けたら完成。

※味が足りない場合は塩こしょうで整えてください。仕上げにお好みでブラックペッパーを振りかけて。

パスタソースにしたり、ごはんにかけてもおいしいですよ♪

ミルクジャム

牛乳と砂糖をじっくりと煮詰めてできるミルクジャム。今回は、仕上げにバターとバニラエッセンスも加えて、濃厚な味わいに仕上げました。

材料

・牛乳……500ml

・砂糖……120g

・無塩バター……20g

・塩……ひとつまみ

・バニラエッセンス……数滴

※出来上がりは250〜300ml程度になります。

※砂糖はキビ砂糖などを使うと茶色く香ばしい味が加わります。お好みの砂糖で作ってみてください。

作り方

① 牛乳と砂糖を鍋に入れ、焦げないようにかき混ぜながら煮詰める。

② 20〜30分程度煮詰め、半量位になってとろみがついてきたら火を止め、バターと塩、バニラエッセンスを加えてよく混ぜる。

※吹きこぼれないように鍋は大きめ、火加減も調整しながら煮詰めてください。

※冷めると固くなるので、とろみは軽くつく程度で大丈夫です。固くなりすぎた場合は、牛乳を足して調整可能です。

保存は消毒した清潔な瓶に詰めて冷蔵保存。1週間程度持ちます。

とろとろの仕上がりでも、冷めるとしっかりした粘りのあるジャム状態になります。緩めにしたい場合には、加熱時間を短めにしてみてください。

味は練乳! パンに塗ったり、クリームやケーキの生地に練り込んでもミルキーな味わいが楽しめます。フルーツジャムと混ぜてもイイですよ♪

パンナコッタ

牛乳ゼリーや牛乳寒天は材料が少ないので作りやすく、昔からよく作られていますが、実はパンナコッタも同じくらい作りやすいデザート。生クリームでまったりとコクのある味わいですが、牛乳ゼリーとあまり変わらない作り方でできてしまいます。

材料(小さめプリン容器5〜6個分)

・牛乳……300ml

・生クリーム……200ml

・砂糖……60g

・粉ゼラチン……10g

・水……大さじ4

・バニラエッセンス……数滴

・お好みのジャム

作り方

① ゼラチンに水を振りかけてふやかしておく。

② 鍋に牛乳、生クリーム、砂糖を入れて温める。

③ 端がふつふつしてきたら火を止め(沸騰させないように注意!)、ふやかしたゼラチンを加えてよく混ぜて溶かす。

④ バニラエッセンスを加えて混ぜる。

⑤ 粗熱が取れるまで、ときどき混ぜながら冷ます。

⑥ 容器に注ぎ入れて冷蔵庫で冷やす。

※熱いまま容器に入れて冷ますと分離することがあります。冷めてくるまでときどきかき混ぜて分離しないようにしましょう。

2〜3時間冷蔵庫で冷やすと固まります。

こちらのレシピだと比較的しっかりめの固さになりますが、すくってみるとぷるんとしていて、口どけのよさを感じます。もし、トロトロ食感が好きな場合は、牛乳の量を増量してみてください。

食べるときはお好みでジャムを乗せてくださいね♪

白桃ミルクシャーベット

とにかく簡単にひんやりスイーツにしたいときにオススメ。フリーザーバッグに入れて冷凍し、ときどき袋ごともみもみするだけ。缶詰めをシロップごと使うので、ムダもありません。

材料(4人分)

・牛乳……200ml

・白桃缶詰……1缶

缶詰はみかんやパイナップルなどお好みで。缶詰はカット済みのものを使うと、とっても手軽。カットしていないフルーツは食べやすい大きさにカットして使ってください。

作り方

① フリーザーバッグに缶詰をシロップごと入れ、牛乳も注いで混ぜる。

② 空気を抜いて口を閉じ、金属バットの上に置いて冷凍庫へ。

③ まわりが固まってきたら取り出して、袋の上から揉んで崩す。

④ ③を3回程度繰り返し、ほどよいシャーベット状になったら完成

※途中で揉んで崩さないと、かなり固いカチコチの氷の塊ができます。何度も崩すことでザクザクとしたシャーベットになるので、ちょっと手間はかかりますが、忘れずに行うようにしましょう。

※食べるときはしばらく室温に置いておくと崩しやすくなります。

甘さは控えめでさっぱり味。食べるときに練乳やミルクジャムをプラスしてもイイですね♪

まとめ

牛乳が賞味期限間近だったりして、そのまま飲むだけでは消費しきれないときには、料理やお菓子作りに使ってみてください。牛乳を使うことで、ミルキーでまろやかな味わいとコクがプラスされるので、子どもも食べやすいメニューがたくさん。無駄なく上手に使い切ってくださいね♪

よんぴよまま
この記事の執筆者
よんぴよまま
男の子3人、女の子1人の母。 自宅にてフラワーケーキ、キャラ弁教室を主宰。 料理、クラフト作り、ラッピングなどものつくりが大好きです。 生活に役立つ情報を発信したいと思います♪
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