子どもの公園遊びの付き添いは、意外と疲れるもの。危険な物が落ちていないかケガをしないか気をつけて見守り、暑さ寒さに耐え、長時間立ちっぱなし。そんな公園遊びに疲弊した青鹿さんを救った言葉とは?

「これが地味に大変でさあ!!」

「いつも公園に行くのは大変だよね。お疲れ様」

午前中に公園へ行き、昼食の時間になったので帰ろうとすると、イヤイヤと首をふり「まだ公園にいたい!」と態度で主張する娘・ふーみんをなだめすかして、帰宅しました。

ふーみんは公園で拾った石や葉っぱを置いて帰ると怒るので、一度家まで持ち帰り、出迎えてくれた夫にお土産として渡すのがルーティン(あとで公園に返します)。私は正直、毎回よくわからない物をもらって、夫も困るだろうと思っていました。

でも夫はその日も、ふーみんから笑顔で石や葉っぱを受け取り、さらにこう言ったんです。

「お母さんとの公園楽しかったよって気持ちが詰まったお土産をありがとう」

そして私に「いつも公園に行くのは大変だよね。お疲れ様」とも言ってくれました。

私自身、公園の付き添いは大変だと思っていたのですが、私が感じている大変さを言葉で伝えようとしても難しく、親としてどうかと言われたりしないか心配で話せなかったので「お疲れ様」と労ってもらって少し面食らいました。

それでつい「私はただ突っ立っているだけだよ」と予防線を張ってしまったのですが、夫は「子どもの安全を守る」「長時間立ちっぱなし」などの外からは見えづらい労力をちゃんと理解してくれたので、とても嬉しくなりました。

夫は、私の苦労話を一通り聞いたあと、「ユウのおかげでふーみんは楽しかったね。本当にありがとう」とも言ってくれたんです。

子どもとの時間は、すべて楽しまなければいけない。虚無だなんて思うのはよくないことだと思っていたので、ふーみんが満足そうに見えていると言われて、たとえ虚無だとしても意味があるかもしれない、と少しパワーが沸いてきました。

きちんと大変さを理解した上で労ってくれる夫がいることで、「また一緒に公園に行こう! 満足させちゃうぞー!」と思った出来事でした!

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#子どもとの公園遊び #ふうふう子育て

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 次回更新は、5/28(日)の予定です。どうぞお楽しみに!

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青鹿ユウ 漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。

Twitter:@buruban
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(編集協力:大西まお)