お月見をおうちで楽しむときにぴったりのスイーツレシピを集めました。十五夜やうさぎなどをイメージできる、見た目にも楽しめるレシピばかりなので、参考にしてみてください。

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

お月見といえば、お団子をお供えしてきれいな月を眺める秋の行事。やっぱりお団子を食べたくなりますよね。

「食欲の秋」という言葉があるくらい、秋はおいしい食材が豊富。せっかくなのでお団子だけでなく、秋らしさやお月見らしさを感じるスイーツも取り入れてみてはどうでしょうか。

お月見スイーツレシピ

お月見といえばきれいな月を愛でる行事なので、まん丸の形やキレイな黄色など、満月を思い起こさせるようなビジュアルを入れたり、月でお餅をついているうさぎをかたどったものを入れると効果的。

そこに秋においしい食材を組み合わせることで、より十五夜の雰囲気を出すことができます。スイーツとして取り入れやすいのは栗やさつまいも、かぼちゃなど。

涼しくなり、こっくりとしたうま味と甘味が味わいたくなる季節でもあるので、キャラメルやメイプルシロップのような深みのある味つけもオススメです。

白玉小倉クリームのお月見パフェ

白玉団子と小倉クリームを入れた和風パフェ。黄桃を丸く抜いて十五夜お月様に見立てました。白玉団子は豆腐を練って作ると、多少時間が経っても、もっちりやわらかです。

材料(4〜5人分)

(白玉団子)

・白玉粉……100g

・豆腐……1/2丁

(パフェ)

・あずき缶……1缶

・生クリーム……100ml

・砂糖……7〜8g

・黄桃缶……1缶

・みかん缶……1缶

・南天の葉……お好みで

白玉団子の作り方

① 白玉粉と豆腐を練り合わせ、耳たぶ程度の固さにする。

② 小さめに丸める。

③ お湯を沸かし②を入れてゆでる。

④ 浮き上がってきたら冷水に浸ける。

※白玉団子がもし固めなら、水を少量加えてみてください。緩くなってしまった場合は、白玉粉を足して練って調整してください。

パフェの具材の準備

・ 黄桃は丸い抜き型で人数分抜き、残りは細かく刻む。

・ 生クリームに砂糖を加えて泡立て、絞り出し袋に詰めておく。

・ みかんはシロップを切る。

パフェの詰め方

パフェの詰め方は特に順番があるわけではありません。お好みでフルーツ、生クリーム、お団子を詰めていってください。お団子の隙間をあずきで埋めると、お団子がきれいに見えますよ♪

トップには半分にあずきを敷き、もう半分には生クリームの上にみかんを配置します。みかんに立てかけるように、満月に見立てた黄桃を置けば……まるで夜空に浮かぶ満月のようなパフェが完成!

仕上げに和の雰囲気を出すために、南天の葉をあしらいました。

白玉粉にかぼちゃを練り込むと、鮮やかな黄色いお団子ができます。今はさまざまな野菜や果物のパウダーも100均で手に入るようにもなっているので、カラフルなお団子を作っても楽しいですよ♪

うさぎのキャラメルバターサンドクッキー

市販のクッキーを活用して、うさぎのクッキーにしました。甘くてほろ苦のキャラメルバターを挟んだ濃厚なサンドクッキーに。子どもと一緒に作っても楽しそうです。

材料(7個分)

・丸い大きめのクッキー(ムーンライトクッキー)……1箱(14枚入り)

・細長いタルト型ビスケット(チョコリエール)……7枚

・チョコレート……適量

・麦チョコ……7粒

(キャラメルバター)

・グラニュー糖……60g

・生クリーム……60g

・無塩バター……60g

クッキーは市販品を使うので、今回は挟むフィリングを手作りしてみましょう♪

キャラメルクリームを作れば、それをバターに混ぜるだけ。意外と簡単に作れるので、覚えておくと重宝します。

キャラメルバターの作り方

① グラニュー糖を鍋に入れて加熱する。

② いじると結晶化しやすいので、鍋を傾けて混ぜながら茶色く色づくまで待つ。

③ 香ばしい香りがしてきたら火を止め、室温に戻しておいた生クリームを3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

④ 容器に移し、冷蔵庫でしっかり冷ます。

⑤ バターを室温に戻し、クリーム状にする。

⑥ バターに冷やしたキャラメルバターを加えてよく混ぜる。

※生クリームを加えると飛び跳ねることがあるので火傷に注意。

※バターをよく混ぜていくと、空気を含んでふわっと軽い口当たりになります。キャラメルバターもできたてはふわっと軽く、口どけのよい仕上がり。冷やすと固くなります。

うさぎのサンドクッキーの作り方

今回はまん丸の月を思わせる、その名も「ムーンライトクッキー」と、うさぎの耳を作るためにあるかのようなチョコリエールを使って、うさぎクッキーにしていきます。

先ほど作ったキャラメルバターは絞り出しやすいので、星口金を入れた絞り袋に詰めておきましょう。

① チョコリエールを半分にカット。

② ムーンライトクッキーにキャラメルバターを絞り出し①を耳の位置に乗せる。

③ チョコリエールの端の上にもキャラメルバターを絞る。

④ ムーンライトクッキーをもう1枚上に乗せ、耳を上向きに整えて冷蔵庫で冷やす。

⑤ チョコレートを湯煎で溶かしてコルネに詰める。

⑥ チョコレートで目と口、鼻を描き、鼻の部分には麦チョコを貼りつける。

※キャラメルバターは絞り出したばかりは柔らかくて、耳が下がってしまうこともあるため、少し上向きに整え、バットなどの縁に耳を乗せて冷蔵庫で冷やすと◎。そのまま冷えて固まります。

かわいらしいうさぎの姿に、子どもたちも大喜び♪ キャラメルのほろ苦さで甘くなりすぎず、ボリュームもあるので、とても満足感のあるクッキーになりますよ。

クッキーに挟むクリームは、チョコガナッシュにしたり、ほかのフレーバーのバタークリームにしたり、クリームチーズや白あんなどでフィリングを作ってもイイですよね♪

栗の甘露煮スイートポテト

秋の味覚の代表といえばたくさんありますが、栗とさつまいもは人気がありますよね。これを合わせて、カップ仕立てのスイートポテトにしました。上にのせた栗の甘露煮が、十五夜お月様のようです。

材料(6個分)

・さつまいも……中1本

・栗の甘露煮……10粒くらい

・甘露煮のシロップ……50ml

・生クリーム……大さじ2

・バター……10g

・餃子の皮……6枚

※栗の甘露煮は市販のものでも自家製のものでもOK。シロップの甘さの違いもあるので、加える量はお好みで調整してください。

作り方

① さつまいもはゆでてつぶし、弱火にかけながらシロップ、生クリーム、バターを混ぜてなめらかにする。

② 栗の甘露煮4粒を粗みじんに切って混ぜる。

③ 型(または耐熱性の容器)にグラシンカップを敷き、餃子の皮を広げ②を詰める。

④ 230℃に予熱したオーブンで10〜15分焼く。

⑤ 栗の甘露煮をのせる。

栗が入ったクリーミーなスイートポテトは、まさに秋の味。餃子のカップのカリカリも香ばしさを加えてくれます。

スイートポテトはさまざまな形に加工しやすいのも魅力。お月見団子のようにまん丸に作ったり、栗の形にすれば秋らしさを演出できます。

しっかり裏ごしすれば、絞り出しクッキーのようにも成形可能。はちみつや練乳で甘さをつけたり、味つけもアレンジできますよ♪

お月見ミニケーキ

「いろんな味を少しずつ楽しみたい」

「食べ切りの小さなケーキにしたい」

そんなときにオススメなのが、市販のロールケーキを使ったミニケーキ。デコレーションはシンプルだけど、いくつか並べると可愛いですよね。今回は映える色のクリームで仕上げてみました。

材料(ミニケーキ3〜5個分)

・ロールケーキ(5切れ入り)……2袋

・生クリーム……200ml

・砂糖……15g

・アラザンなど……適量

(ブルーベリーソース)

・冷凍ブルーベリー……100g

・砂糖……大さじ3

・レモン汁……大さじ1

・水…大さじ1

(かぼちゃのマッシュ)

・かぼちゃ……80g

今回使ったのは、スーパーのパンコーナーなどによくあるカット済みのロールケーキです。小ぶりサイズのこちらの2枚を使って、ひとつのミニケーキに仕上げます。

3色のクリームを作る

ベースとなるのは白い普通の生クリーム。通常通り、生クリームに砂糖を加えて泡立て、それを3つに分けて3色に。かぼちゃのマッシュを混ぜれば黄色のクリーム、ブルーベリーソースを加えれば紫色のクリームになります。

【かぼちゃのマッシュ】

① かぼちゃをラップで包んで耐熱皿に乗せ、600Wの電子レンジで4分加熱。火が通っていないようなら追加加熱する。

② 皮の部分を取り除いてつぶし、できれば裏ごしする。

【ブルーベリーソース】

① 耐熱ボウルにブルーベリー、砂糖、水を入れて、ラップなしで600Wの電子レンジで3分加熱。

② いったん出して混ぜてから3分追加加熱。

③ レモン汁を加えて混ぜる。

※加える分量はお好みでいいので、少しずつ加えながら調整してみてください。もし混ぜすぎてぼそぼそしてきたら、泡立てていない生クリームを加えて混ぜてみて。

デコレーション

今回は簡単なデコレーションなので、口金は使わず絞り袋から絞り出すだけでOKなデザインです。ナッペする前に、使う色のクリームを絞り出し袋に詰めておくと作業がスムーズ。

【十五夜ケーキ】

ブルーベリークリームを間に挟んで2枚のロールケーキを重ねる。全体にもブルーベリークリームを塗り、かぼちゃクリームを丸く絞り出して月を描き、生クリームで雲を描く。アラザンを散らして仕上げる。

【月のうさぎケーキ】

かぼちゃケーキを間に挟んでロールケーキを2枚重ねる。全体にもかぼちゃクリームを塗り、生クリームを絞り出してうさぎを描く。アラザンを散らして仕上げる。

【お月見団子ケーキ】

間に好みのクリームを塗ってロールケーキを2枚重ねる。かぼちゃクリームで三方(器)、生クリームでお団子を描く。

できあがったお月見ミニケーキは、手のひらに乗るサイズ。デコレーションもこのくらいなら気軽に挑戦できます。

ブルーベリーやかぼちゃを加えたクリームは味もおいしいですが、面倒なときは市販のパウダーやペーストを使ったり、ジャムでも大丈夫。反対に味を加えずに色をつけたい場合は、カラージェルなどで着色してみて。

焼き芋アイス

肌寒くなってくると楽しみなのが焼きいも。香ばしく濃厚な甘みを活かしてアイスにしました。材料を順にどんどん混ぜていくだけの簡単レシピです。満月のような輪切りの塩キャラメルソテーも添えて仕上げました。

材料

(焼きいもアイス)

・焼きいも……150g

・卵……1個

・生クリーム……100ml

・牛乳……50ml

・砂糖……大さじ2〜3

・バニラエッセンス……数滴

(塩キャラメルソテー)

・焼きいも……輪切り5枚

・バター……10g

・砂糖……大さじ1

・水……小さじ1

・塩……少々

・アーモンド……1粒

※焼きいもは自家製でも市販のものでもOK。

焼きいもアイスの作り方

① 焼きいもの皮をむいてつぶし、卵、砂糖、バニラエッセンスを加えて混ぜる。

② 生クリームを数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

③ 牛乳を数回に分けて加え、その都度よく混ぜる。

④ 容器に入れて冷蔵庫で冷やし固める。

⑤ 固まるまでに2〜3回混ぜる。

※焼きいもを裏ごしすると、仕上がりがなめらかに。お芋のツブツブ食感をあえて残すのもアリ。お好みでどうぞ。

塩キャラメルソテーの作り方

① フライパンにバターを入れて溶かし、焼きいもを両面がカリッとなるまで焼く。

② いったん取り出し、フライパンに砂糖と水を入れて茶色くなるまで加熱する。

③ 茶色くなってきたら焼きいもを戻して両面に絡め、 刻んだアーモンドと塩をふりかける。

焼きいもの香ばしさがキャラメルと似ているので、アイスとよく合いますよ♪

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まとめ

お月見には秋の食材を使ったり、十五夜やお団子、うさぎなどをイメージするデコレーションを取り入れると、見た目にも楽しく、秋の味覚を味わうことができます。市販のものを上手に活用して、手軽にお月見スイーツにすることもできるので試してみてくださいね♪

よんぴよまま
この記事の執筆者
よんぴよまま
男の子3人、女の子1人の母。 自宅にてフラワーケーキ、キャラ弁教室を主宰。 料理、クラフト作り、ラッピングなどものつくりが大好きです。 生活に役立つ情報を発信したいと思います♪
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