寒さで家にこもりがちになり、お子さんの運動不足が気になっていませんか? 「子どもを外で思う存分遊ばせたいけど、近所では難しくて……」「どこか遊びに連れて行きたいけれど、あまりお金はかけたくない」。そんなファミリーにおすすめ! 本格アスレチックが楽しめてコスパ抜群の【平和の森公園フィールドアスレチック】をご紹介します。

大田区にちなんだ全40種類の遊具が! 【平和の森公園フィールドアスレチック】

自然の山林を生かしてつくる“フィールドアスレチック”といえば、山奥にあるイメージですが、なんと東京23区内にもあるのをご存じでしょうか? それが今回ご紹介する【平和の森公園フィールドアスレチック】です。

【平和の森公園フィールドアスレチック】は、大田区最大級の面積となる約9万9,000平方メートルの「平和の森公園」の一部。6,500平方メートルの敷地には、40種類のアスレチックがあり、水陸両方のコースで体をめいいっぱい動かして遊べるんですよ。

ユニークなのは、アスレチックの一つ一つが大田区の貴重な文化財や史跡を模していること。楽しく遊びながら、大田区について学ぶこともできちゃうんです。

大田区が運営する公共施設なので、使用料が激安なのも魅力。小・中学生は100円、高校生以上360円という驚きの価格です。フィールドアスレチックは、未就学児の利用はできませんが、無料の幼児用アスレチック場が別にあります。

近くには、「大森 海苔のふるさと館」「大森ふるさとの浜辺公園」などがあり、子連れで1日中楽しめるエリアになっていますよ。

平和の森公園フィールドアスレチック 基本DATA

■所在地:東京都大田区平和の森公園2-1

■TEL:03-3766-1607

■営業時間:9:30〜15:00(退場時間は16:30)

■定休日:年末年始(12/29〜1/3)、毎週月曜日(祝日の場合は開場、翌平日休場)

※降雨、降雪時。また、その翌日なども遊具や地面の状態により休場になる場合あり。利用の可否については公園事務所にお問い合わせください

特に積雪時にはコンディション回復まで数日かかる場合があります

■料金:小・中学生100円、高校生以上360円

■アクセス:

京浜急行「平和島駅」から徒歩約10分、JR「大森駅」東口から森ヶ崎行きバスで「平和島駅」下車、徒歩約10分

■駐⾞場:あり(有料)

■トイレ:あり

■⾷事:なし。場内では食事はできません

■備考:池のコースがあるので着替えを用意してください。場内に更衣室あり

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※変更がある場合がありますので、詳しくはHP等でご確認ください。

公式HP▶【平和の森公園フィールドアスレチック】

実際どんなところ? 【平和の森公園フィールドアスレチック】に行ってみた

最近、小2の息子の運動不足が気になる一方で、彼には近所の公園の遊具がそろそろ物足りなくなってきたことを感じていた筆者。運動不足解消には、やっぱり全身運動ができる“アスレチック”だよなぁ〜と思い、【平和の森公園フィールドアスレチック】に連れて行ってみました。

週末は駐車場が満車になるという記事を見かけていたので、「駐車待ちするのかなぁ」心配していたのですが、我が家が訪れたのは冬(12月)だったからでしょうか!? 到着後すぐに停めることができましたよ。

【平和の森公園フィールドアスレチック】があるのは、東京の空の玄関口・羽田空港を擁する大田区。

交通の利便性がよく都会のイメージが強い大田区でしたが、豊かな自然に囲まれていることに驚きです。運動不足の解消はもちろん、リフレッシュするのにもぴったりの場所ですね。

入口に到着したら、自動券売機で入場券を購入しましょう。

息子が100円、パパママが360円×2人分で合計820円。家族3人で入場しても、1,000円以下なんて嬉しすぎ〜。遊ぶ前からリピ確定の予感です(笑)。

入場したら場内マップを受け取り、スタートゲートを目指します。

目の前に待ち受ける豊富なアスレチックに目を輝かせながら、ゲートをくぐり抜ける息子。

アスレチックって、どうしてこんなに子どもの挑戦意欲をかきたてるんでしょうね〜。ナゾでしかありません(笑)。

さぁ、冒険へ出発! 果たして、どんな試練が待ち受けているのか……!?

フィールドアスレチックコースの全体図はこちら。

全40種類のアスレチックのうち、調整中のものもいくつかありましたが、利用可能なものにはすべて挑戦した息子。そのうち息子がとくにハマったアスレチックをピックアップしてご紹介します。

大田区探訪へ出発(コース番号:1)

冒険の始まりはここから。シンプルなアスレチックは、ウォーミングアップにぴったり!

これまでにも、あちこちでアスレチックに挑戦してきた息子。切り株の上を進むこちらの定番アスレチックは、何なくクリアしました〜。

続いては、丸太の上を進むこちら。

途中ちょっとバランスを崩しそうになりましたが、一度も落ちることなくクリア!

うーん? このロープは、鉄棒の前回りをするのが正解なのでしょうか!?

前回りは無理だったので、とりあえずお猿のようにぶら下がってみた息子。ひとまずクリアってことにしておきました(笑)。

こちらは左右それぞれの丸太に手足をかけ、よつんばいになって進むようです。

身長120センチの息子には無理だったので、片方の丸太を歩いて進むことに。無理だと思ったら、自分の身の丈にあう方法を考えて楽しんでみる! これもアスレチックの隠れた楽しさかもしれませんね。

海苔ひびつたい(コース番号:2)

海苔になったつもりで張り付くのがコツ!? ロープやリングをつたいながら横移動するアスレチックです。

手をかけるロープも足元のリングもグラグラするので、バランスを取りながら進むのが意外と難しそう。次の一手をどこに出すべきかじっくり見極めながら進んでいく息子。いいぞ、その調子!

中間地点まで来ると、腕力の問われる“うんてい”が待ち受けています。

本来は丸太の左右両側についている棒をつかんで進むみたいですが、息子には届かないので、片側だけをつかみながら進みます。

おー、ゆっくりですが、なんとか前進していますね〜。

そして、ついにクリア! 前を行く同世代らしき子どもたちの多くが失敗する中、「あの子、すごーい!」と言われて、心中密かに喜んでいた息子でした。

磐井の井戸探検(コース番号:4)

「井戸の中はどうなっているの?」と思わず覗いてみたくなること間違いなしのアスレチック。外側の壁をよじのぼって、真ん中のロープで下ります。

垂直にそびえ立つ壁をよじのぼるのは意外と大変。何とかのぼりきったと思ったら、壁に傾斜がついているため腰掛けるのが難しく、真ん中にあるロープをつかむのに一苦労していました。

見た目の割には難易度が高めですが、自分で下りてこられたときの達成感は格別だったようですよ。

富士講灯籠のぼり(コース番号:5)

高いところにのぼって、ちょっとしたスリルが味わえるアスレチックです。

ロープにつかまりながら丸太をのぼると……

てっぺんに到着! かなり高さがあるので眺めもバッチリです。

景色を楽しんだら、ネットをつたって下ります。

下りるときにようやく高さを実感して、ドキドキした様子の息子。その後は、一歩ずつ用心深く下りていました。

水止舞に挑戦(コース番号:6)

丸太を渡り、途中2か所にある切り株を叩きます。アスレチックというよりは、もはや楽器のよう!?

切り株の前に来たらバチを持ってスタンバイ。さっそく叩いてみます。

すると「コン、コン!」と木のやさしい音色が聞こえてきました。

ここまで「頑張るぞー!」と戦闘モードだった息子も、一気に脱力モードにシフトチェンジ。アスレチックにしては珍しい“癒し系”と言えそうですね。

三原通り歩き(コース番号:7)

成功率ナンバーワン!? 木のトンネルを歩いて通過するだけのアスレチックです。

森を行き来する動物になった気持ちで楽しんでみては?

次のポイントへ移動するための“歩道橋”でもあるこちらは、見守りの大人も通過するのがマストになっていますよ。

池ポチャしちゃうかも!? でも子どもはそのスリルに挑戦したくなる?

【平和の森公園フィールドアスレチック】では、コース序盤の10種目めに水上アスレチックが待ち受けています。

失敗すれば待っているのが、ずぶ濡れ&泥だらけ必至の池ポチャ。でもそんなリスクがあるからこそ、スリリングで楽しく、子どもたちは挑戦したくなるんだと思います。

「別にやりたくなければ、やらなくていいよ。濡れたら超寒いし……」と息子に伝えましたが、「でも僕やりたい!」と意欲満々な彼を止められませんでした〜(笑)。

新田めぐり(コース番号:10)

落ちたらずぶ濡れ! ゆらゆら揺れるイカダの上を進む、水上アスレチックの定番です。

イカダの上を全速力で走って飛び移る光景をテレビなどでよく見かけますが、我が家が訪れた日は飛び移っては休み、また飛び移っては休みを繰り返して、慎重に進む子どもが目立ちました。

でも想像以上にイカダが揺れるので、落ちる人が続出。「ついに池ポチャ初体験かぁ〜」と半分覚悟の上で息子を見送りました。

そして、ついに息子の番。いざ1つ目のイカダにジャンプします。

おーーーっとバランスを崩しそうになりましたが、なんとか持ち直しました。ホッ!

2つ目と3つ目のイカダは、どうやら間隔が広いようです。前の子がやっていたように、ロープを持ってイカダをたぐり寄せる息子。ほぉー、成功者から学ぶ作戦ですね。そして、ジャンプ!

作戦は見事成功しましたー!

その後もイカダの間隔が広いところは、ロープを持ってたぐり寄せたあとにジャンプ。

「たぐり寄せ作戦」が功を奏して、無事に戻ってくることができました!

見守る大人は終始ハラハラで疲れましたが、「やり抜いたー!」という達成感に満ち溢れた息子のこの表情を見て、挑戦させて良かったなーと思いました。

多摩川横断(コース番号:12)

足を踏み外せば池ポチャ! ゆらゆら揺れるネットを進みながら、向こう岸に渡るアスレチックです。

途中ロープにぶら下がって渡るポイントあり。水に落ちないように気をつけて渡りましょう。

羽田の渡し(コース番号:13)

一寸法師になった気分!? 桶に乗り、オールで漕いでコースを一周します。

桶の中でバランスを取るのは意外と大変。さらにオールを扱ったことのない息子は、コースを回るのは難しそうだったので、岸から近いところをウロウロする “チョイ乗り”にアレンジしました。

清水窪湧水水車まわし(コース番号:14)

脚力で勝負するならこちら。丸太につかまりながら、足踏みで水車を回すアスレチックです。

足踏みすると、水車がガッタン、ゴットンと音を立てながらゆっくりと回転。「もう次に行こう」と誘っても、なかなかやめないほどハマった息子でした。

以上、合計4つの水上アスレチックに挑戦。ヒヤッとしたシーンは何度もありましたが、何とか池ポチャを回避することができました!

再び陸のコースへ! 思わずクスッとなるアスレチックに注目

水上のコースを後にし、再び陸のコースに戻った息子。そこには、子どもたちが大好きなターザンロープや、思わずクスッと笑いを誘うユニークなアスレチックが待ち受けていました。

六郷横断(コース番号:16)

アスレチックに来たのなら、乗らずに帰るなんてありえない!?  風を切ってビューンと移動できる “ターザンロープ”です。

座るところが丸太になっているので、お尻にやさしいのがポイント。もちろん、これは余裕でクリアです。

梵鐘つき(コース番号:18)

まるでお寺に来たみたい? ロープにぶら下がって、梵鐘(ぼんしょう)に見立てた左右の丸太をつきます。

ブランコを横に揺らす要領で、体を動かすのがコツ。

お、当たったと思ったら「カツン!」。意外にやさしい音でした(笑)。

狛犬をなでよう(コース番号:19)

ご利益があるかも!? 丸太やロープ、ネットを渡りながら、狛犬に見立てた丸太のオブジェをなでるアスレチックです。

ユーモラスな狛犬に2回タッチすればクリア。

なでているうちに、狛犬に愛着がわいてくること間違いなしです。

落ちるor落ちない? 最後の水上アスレチックに挑戦!

アスレチックのコースを順に進んでいくと、先にご紹介した4つの水上アスレチックがある池に戻ってきます。そこで待ち受けているのが、全部で5つある水上アスレチックのうち「最後にして最難関」のこちらです。

矢口の渡し(コース番号:21)

船に乗り、左右のロープをつかんで向こう岸に渡るアスレチックです。

な、なんと難しすぎる……! 筆者が見ていた限りでは成功者ゼロでした。

もはや絶望的とも言える状況ですが、船の真ん中に乗るコツを細かく伝えて息子を送り出します。おーーー、なんとかそのまま進んでくれー。

ボートには岸からたぐり寄せるための細いロープがついているのですが、息子が出発しても、緊張のあまりそれを手から離せません。

と、池の中ほどまで来たときでしょうか。船が傾き、転覆寸前に! キャー!! とっさに握りしめていたロープをピーンと引っ張ります。すると、船が体勢を取り戻して転覆を免れることができました。うぁー、セーフ!

その後もハラハラするシーンはありましたが、無事向こう岸に到着。

予想もしなかったクリアに、家族で大喜びのひとときでした。筆者が後ろで一生懸命ロープを引っ張っていたことは、息子には内緒ですけどね(笑)。

スタミナ切れに注意! 後半戦に待ち受けるインパクト大のアスレチック

気づけば、すでに後半戦に突入。「そろそろひと休みしない?」と休憩を促してみましたが、お茶を一口飲んだあとにすぐコースに戻る息子。

いったい何が、そんなに彼を駆り立てているのでしょうか!?(笑)。

絵巻物渡り(コース番号:22)

巻物のように長い!? 波打つネットをのぼったり下りたりして進みます。

アップダウンが激しいので、見た目より意外とハード。ちょっぴり息をきらしながら、何とかクリアです。

前方後円かけぬけ(コース番号:27)

駆け回りたい子どもにぴったり! すり鉢状の斜面をぐるぐると回るアスレチックです。

ぐるぐる5周するだけなので、何なくクリア。ほかの子がいたので全力疾走とまではいきませんでしたが、とても楽しそうに走っていました。

丸子の渡し(コース番号:29)

見た目はターザンロープにそっくり!? かごに座ってロープをたぐり寄せながら、向こう側に渡ります。

ゆらゆら揺れるからバランスを保って座っているのが難しそうですが、それがとても楽しかった様子の息子。

次に順番待ちしている子もいないので、2回、3回と挑戦していました。空いていると何度もチャレンジできるのが嬉しいですね。

洗足池もぐり(コース番号:30)

大蛇さながらで迫力満点! 長〜いネットのトンネルをくぐり抜けるアスレチックです。

小さな体を生かして狭いトンネルをグングン進み、あっという間にクリアしました。

泉の源探検・郷倉渡り(コース番号:31、32)

2つのアスレチックが合体したこちら。筒状のネットをのぼり、吊り橋を渡って反対側へ下ります。

丸太やネットが張り巡らされた吊り橋は、足元が隙間だらけ。踏み外さないように注意して渡りましょう。

額引き上げ(コース番号:33)

腕力を試したいならこれ! ロープを引っ張って丸太を持ち上げるアスレチックです。

丸太はそれほど重そうには見えませんが、せーの!で引っぱってみると意外と苦戦する息子。滑車の動きも影響しているのかな!? 力をふりしぼって挑戦しているうちに、何とかクリアできました。

雑木林移り(コース番号:39)

超難関!? 失敗者続出の、つるした丸太から丸太へ飛び移るアスレチックです。

ゆらゆら揺れる丸太にしがみつくだけでせいいっぱいの息子。残念ながらクリアならずでしたが、楽しそうにチャレンジしていましたよ。

内川渡り(コース番号:40)

最後のアスレチックは、「忍者のからくり屋敷!?」と疑ってしまいそうな無数のロープが張り巡らされたこちら。ゆらゆらするロープを渡ります。

手でつかむところも足をのせるところもたくさんあるので、息子も問題なくクリア。でもどこをどう渡っているのか、見ているこっちが混乱しそうになりました〜(笑)

そして、ついにゴール!

所要時間は、1時間半ほど。思い切り体を動かして遊べ、息子も大満足の様子。連れて来て大正解でした!

まとめ

アスレチックといえば、気候のいい春や秋に楽しみたいものですが、混んでいて思い切り楽しめないことも多いのでは。来場者が減りがちな「冬」こそ、【平和の森公園フィールドアスレチック】を訪れて、ゆったりと楽しんでみてはいかが?

冬に池ポチャはツラいかも……と思うかもしれませんが、池のコースは飛ばしていくのもアリ。また我が家が訪れた日は、池ポチャをしている子をたくさん見かけましたが、落ちてしまったらそれはそれで割りきれて楽しそうにも見えましたよ。

何度も池ポチャをしているのにも関わらず、めげずに挑戦するお子さんもいて、とても素敵だなと思いました。

アスレチックは、子どもの体力アップをはかるだけでなく、チャレンジ精神を育むのにもぴったり。心身ともに健やかになれること間違いなしです!

(文・撮影:あゆーや/アソンデミエータ)

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あゆーや/アソンデミエータ
この記事の執筆者
あゆーや/アソンデミエータ
8歳男の子のママ。書籍編集者時代の自らのさまざまな体験を通して、実体験こそが一生の財産になると考え、息子にも新たな体験をさせようとお出かけする日々。そのなかでも、実際に息子が喜んだお出かけ先や体験スポット、工場見学などの情報を発信しています。
■ 子どもとお出かけ体験型ガイド「アソンデミエータ」
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