赤ちゃんのお世話はなかなか計画通りにいかないもので、タイミングや順番についての悩みが尽きません。とくに授乳の回数が多い時期は、おっぱいやミルクを飲ませた後すぐにお風呂に入れてもいいものか、どのくらい時間をあけるべきか迷ってしまうこともあるでしょう。今回は授乳後のお風呂について、助産師が解説します。

この記事を解説してくれた先生 坂田 陽子先生
看護師、助産師、国際認定ラクテーションコンサルタント。 葛飾赤十字産院、愛育病院、聖母病院のNICU・産婦人科に勤務し、延べ3000人以上の母児のケアを行う。その後、都内の産婦人科病院で師長を経験。現在は東京で「すみれ出張助産院」を開業している。
HP:https://sumire-josanin.com/

授乳の後すぐにお風呂に入れていい?

結論から言うと、授乳の直後の沐浴はできる限り避けましょう。

なぜかというと、着替えや入浴のときに赤ちゃんの体を動かしていると、吐き戻しをしやすいからです。

大人でも満腹なときにお風呂に入ると苦しいですよね。赤ちゃんも授乳直後で満腹な時は、苦しくなったり吐き戻す可能性もあります。

時間的な目安としては、授乳の後30分以上あけてからお風呂に入れるといいでしょう。

お風呂や授乳のタイミングの注意点

赤ちゃんが空腹のときも避ける

授乳直後の入浴は避けた方がいいですが、お腹が空いているときもお風呂タイムに向きません。

入浴後に着替えを終え、落ち着いたころにお腹が空く=授乳となるのがベスト。空腹時は赤ちゃんの機嫌が悪いものなので、赤ちゃんも保護者も落ち着いて入浴させられるよう、タイミングをはかりましょう。

お湯に浸かる時間は短くてOK

月齢や季節によっても多少異なりますが、お湯につかっている時間は長くて5分くらい、トータルの入浴時間としては15分程度が目安です。

赤ちゃんはのぼせやすいので、熱い湯や長湯は避けましょう。

場合によっては入浴以外の方法も

赤ちゃんの体調や機嫌が悪い時は、無理にお風呂に入れる必要はありません。温かいお湯でしぼったタオルやガーゼで身体を拭いてあげましょう。とくに首やわき、お股など皮膚と皮膚が重なる場所が汚れやすいので、清潔にしましょうね。

また、ベビーバスや大きめの洗面器にお湯をため、赤ちゃんのお尻から下だけお湯につけて洗う「臀部浴(でんぶよく)」をするのもいい方法です。これは、お尻かぶれがあるときにも効果的!

保護者の体調がすぐれないときにも、無理してお風呂に入れず、他の方法で赤ちゃんの体きれいにしてあげましょう。

まとめ

赤ちゃんのお風呂のタイミングは、授乳の直前・直後を避けるようにしましょう。

授乳直後で満腹だと苦しくなったり、吐き戻す可能性もあります。授乳の後30分以上あけてから入れるといいでしょう。逆に、授乳タイミングと重なって空腹のままお風呂タイムになってしまうと、赤ちゃんの機嫌が悪くなってしまいます。最初は難しいかもしれませんが、徐々にタイミングがつかめるといいですね。

赤ちゃんの体調が悪い時などは、無理に入浴させる必要はありません。赤ちゃんの体を拭いてきれいにしてあげましょう。

(文:坂田陽子先生)

※画像はイメージです。

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、助産師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます