独特の香りがおいしい根菜、ごぼうは赤ちゃんにはいつごろから食べさせられるのでしょうか。今回は離乳食でごぼうを使うときに注意したいことや、アク抜きのコツなどを解説します。記事の最後で紹介するごぼうの離乳食レシピも試してみてくださいね。

ごぼう、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

・完了期の調理:アク抜きする。すりおろしておやきなどにまぜたり、やわらかくなるまで煮る

ごぼうはどんな野菜?

ごぼうは日本原産の野菜です。生産地は東日本が多く、青森県、茨城県、北海道、千葉県などで収穫されます。一部九州エリアでも作られ、貯蔵ができるため年間通して食すことができます。“夏ごぼう”と呼ばれているものはやわらかく、香りも良いです。

ごぼうの栄養は?

炭水化物、食物繊維、ミネラルなどを多く含みます。ごぼうは食物繊維が豊富なので、過剰に食べることは避け、バランスよく他の食材と一緒に食べましょう。

 ■ワンポイントアドバイス■ ごぼうは糖質、食物繊維、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどを豊富に含む、栄養価の高い食材です。

離乳食のごぼう、下処理・下ごしらえの方法

洗い方のコツ

泥などをしっかり洗い流し、皮をむきます。そのままにしておくと茶色くなってしまうので、すぐに水または酢水にさらしてアクをとります。

加熱のコツ

ごぼうは繊維の強い根菜です。火をよく通して小さく切っても、繊維が残る食感になります。沸騰しただし汁でしっかり加熱する、またはすりおろしたごぼうをおやきなどにまぜたり、ななめ薄切りにして揚げ焼きなどもいいでしょう

 ■ワンポイントアドバイス■ ごぼうは身近で栄養価に優れる食材ですが、離乳期の赤ちゃんは咀嚼が未発達。また細菌に対して抵抗力が十分ではありません。しっかり皮をむいてさらしてアクや汚れをおとし、しっかり加熱することをおすすめします。

ごぼうの離乳食、よくある疑問

皮をむいたのにさらした水が茶色。まだ汚れがついている?

ごぼうを水にさらし、汚れた水の中にずっと置いてしまうと、アクがごぼうに移ってしまいます。最初はすぐに水を切りましょう。再度水にさらすと茶色くにごりますが、これはポリフェノールなので、少し茶色くなっても問題ありません。

時短でごぼうを白くさせたい場合は、酢水(水500mlに酢大1/2位を入れたもの)に5分ぐらい漬けると白いごぼうになります。

ごぼうは冷凍できる?

できます。しかし、生のまま冷凍するとさらに繊維を感じるようになるので、しっかり加熱して水をきってから小分けにして冷凍します。使うときに冷凍から調理することができ、だしなどもしみやすいので便利です。

食べやすくするための工夫は?

食物繊維の豊富なれんこんは、赤ちゃんには少し食べにくい食材です

薄切り、またはすりおろしたりすることで、食べやすくなります。またとろみなども活用してみましょう。

ごぼうの離乳食レシピ! 完了期

<離乳完了期のレシピ>とろとろごぼうと玉ねぎのポタージュ

材料(作りやすい量)

・ごぼう 約1/2本

・玉ねぎ中 約1/4個

・有塩バター 小さじ1/2

・牛乳 150ml

・水 150ml 

  ■ワンポイントアドバイス■ 玉ねぎ中とは、手のひらに収まるくらいの大きさが目安です。

作り方

① ごぼうをよく洗い、ピーラーで皮をむいて水(分量外)に5分ほどさらす

② 薄切りにした玉ねぎを色が変わるまでしっかり炒め、ごぼうも入れて炒めて、水を入れてさらにやわらかくなるまで煮込む

③ ②をミキサーで攪拌して、牛乳と一緒に再加熱して完成

※下茹で済みで冷凍したごぼうを使う場合は、凍ったまま②に入れる

※味が足りない場合、仕上げにパルメザンチーズ(小さじ1/2程度)を使ってもOK

 ■ワンポイントアドバイス■ 煮込む水が足りなくなったら、水を足してやわらかくなるまで加熱してください。
香りの特長が強いごぼうは、甘さがある玉ねぎと一緒に調理することで食べやすくなります。赤ちゃんを見守りながら「食べられた!」という成功体験をつくってあげましょう。

<離乳完了期のレシピ>ぱりぱりごぼうチップス

材料(作りやすい量)

・ごぼう 2cm分(スライサーで薄くスライスしたもの)

・青のり 適量

・植物油(ごま油など) 大さじ3

※ごま油を使う場合はごまアレルギーに注意

作り方

① 薄くスライスしたごぼうを水にさらして、しっかり水をきる

② フライパンに油を入れてごぼうを揚げ焼きし、パリッとしたらよく油をきる※

③ 仕上げに適量青のりをかけて完成

※オーブンを使用する場合:ごぼうにハケで油を塗り、240〜250℃に予熱したオーブンで10分ほど焼く(使用するオーブンによって焼き時間が異なるため、目安としてください)

 ■ワンポイントアドバイス■ 手づかみして、おせんべい感覚で食べられます。特徴のあるごぼうの味は赤ちゃんにとって少し香りなどが強い場合もあります。ごま油を使うと香ばしくなり食べやすくなります。大人もおいしく食べられます。

まとめ

ごぼうは栄養価の高い食材です。ごぼうに慣れてきたらしっかり加熱して混ぜご飯などに入れて食べることもできます。赤ちゃんにとって色々な味や食感にチャレンジすることはいいことですが、衛生面に十分に配慮して食べやすく調理したもの与えましょう

この記事の執筆者 シライカヨコ 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
食品メーカーなどに20年携わったのち、現在はレシピ執筆/企業向け教育・衛生指導/妊産婦食・離乳食・幼児食・学童食の講演/OEM商品開発の提案などを行う。 離乳食アドバイザー認定講師の他、保育園の給食指導やとりわけ離乳食教室などで活動。 テレビ東京『所さんの学校ではおしえてくれないそこんトコロ』出演他
Instagram:https://www.instagram.com/bridal_heath/

この記事の監修者 川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:シライカヨコ 先生、監修:川口由美子 先生)

※画像はイメージです