秋になると店先でよく見かける柿は、いつごろから赤ちゃんでも食べられるのでしょうか。柿の開始時期目安とともに「干し柿はOK?」「柿は冷凍保存できるの?」など、離乳食で柿を取り入れる際の疑問にお答えします。離乳食の柿レシピもご紹介しますので、試してみてくださいね。

柿、赤ちゃんは離乳食でいつから食べていいの?

・初期の調理:すりおろして裏ごしし、果汁を与える

・中期の調理:すりおろす

・後期の調理:かたいものもあるため、細かくきざんだものを加熱する

・完了期の調理:かたいものの場合は、薄く切ったり、細かくきざむ

 ■ワンポイントアドバイス■ 少し熟した柿の方が、やわらかくて食べやすいですよ。

柿はどんな果物? 旬と栄養素

柿の旬はある?

柿の旬は10〜11月ですが、8月にはハウス栽培のものが出回ります。また、年始には冷蔵保存されていた富有柿が出回ります。

柿の栄養

柿の果肉のオレンジ色はカロテノイドの色。β-カロテンのほかにも、ビタミンCを豊富に含んでいます。

離乳食の柿、下処理・下ごしらえの方法

洗い方のコツ

皮をむく前に、表面を水でしっかり洗いましょう。

調理上の注意点

そのまま食べる場合は特に、包丁やまな板など調理使用する器具が清潔であることを確認しましょう。

 ■ワンポイントアドバイス■ 種なしでも種が入っていることがあるため、気をつけましょう。

柿の離乳食、よくある疑問

加熱をした方が良い?

調理の前に食材をよく洗ったとしても、包丁やまな板などの調理道具から細菌などが付着するリスクもあります。「必ず加熱しなければならない」という明確な決まりがあるわけではありませんが、特に離乳初期では加熱する方がより安心です。普段、果物を加熱して食べることは多くありませんが、離乳食では衛生面を第一に考えましょう。

また、柿は熟度が浅いものは実がかたいので、加熱してやわらかくすると食べやすくなります。

干し柿は使える?

干し柿は水分が飛び成分が濃縮している分、非常に甘味が強いです。そのまま食べさせる場合には嗜好品として捉え、与えすぎに注意しましょう。

冷凍できますか?

季節になったらたくさんいただくこともありますよね。柿は切って冷凍しておくことが可能です。冷凍することで組織もやわらかくなり、離乳食に使いやすくなりますよ。

柿の離乳食レシピ! 中期・後期・完了期

<離乳中期のレシピ>柿&カッテージチーズ

材料

・柿 10g

・カッテージチーズ 小さじ1

作り方

① 柿はすりおろす

② カッテージチーズと合わせて電子レンジ(600W)で約10秒加熱する

 ■ワンポイントアドバイス■ 柿の甘味でチーズが食べやすい!

<離乳後期のレシピ>柿と小松菜の白和え

材料

・柿 10g(くし切りスライス1〜2枚)

・小松菜 20g

・豆腐 10g

・かつお粉 小さじ1

・すりごま 大さじ1/2

・しょうゆ 小さじ1/4

作り方

① 柿は電子レンジ(600W)で約10秒加熱して少しやわらかくし、7mm大に切る

② 小松菜の葉先をやわらかく茹でて、1cm程度にきざむ

③ 豆腐は電子レンジ(600W)で約20秒ほど加熱して、なめらかにつぶしておく

④ 全ての材料を混ぜ合わせる

 ■ワンポイントアドバイス■ 柿がアクセントになっておいしいですよ。

<離乳完了期のレシピ>柿と大根のツナサラダ

材料(作りやすい分量)

・柿 100g(1/2個)

・大根 100g(輪切り2cm分)

・水煮ツナ 60g(1缶)

・マヨネーズ 大さじ1

作り方

① 柿と大根は小さめ・薄めのいちょう切りにし、クッキングシートに包んでぎゅっと水気を絞る

② 全ての材料を混ぜ合わせる

③ 離乳食用に大さじ3杯強取り分ける

 ■ワンポイントアドバイス■ 大人は追いマヨネーズ、もしくは粗塩や粗挽き胡椒を足すとおいしくいただけます。

まとめ

しっかり甘味を感じられる柿。鉄分の吸収を助けるビタミンCが豊富ですので、是非おやつやデザートだけでなく、お料理にも取り入れてみてくださいね!

この記事の執筆者 奥野由 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
前職は加工食品の研究開発職。自身の出産を機に離乳食アドバイザーを取得し、活動を開始する。ベビーフードの開発および監修の他、大阪府高槻市にて離乳食教室開催、育児広場での相談会などを実施。食品科学、調理学をベースに手軽で美味しいレシピの考案に尽力している。
◆離乳食教室 FooMiLab HP:https://www.foomilab.com/

この記事の監修者 川口由美子 先生(管理栄養士/母子栄養指導士)
一般社団法人母子栄養協会 代表理事
女子栄養大学 生涯学習講師。大学時に小児栄養学を学んだのち、育児用品メーカーでベビーフード開発を経て栄養相談、離乳食レシピ執筆、講演会に携わる。2児の母。現在は、母子栄養協会にて離乳食アドバイザー®他、専門家を養成している。
◆一般社団法人母子栄養協会HP:https://boshieiyou.org/

(文:奥野由 先生、監修:川口由美子 先生)

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