忙しく時間がない日でも、仕事で疲れた日でも、冷凍庫にこれがあれば、献立を考える手間も調理時間も時短できます♪ 食べたいときに仕上げだけで完成できる、大注目の下味冷凍のレシピを集めました。バリエーションが広がるアレンジアイデアもご紹介します♪

こんにちは♪ キャラ弁・フラワーケーキ講師のよんぴよままです。

仕事や子どもの送迎など、毎日帰宅時にはクタクタ。栄養のあるおいしいごはんを用意したいけれど、時間も気持ちも体力も残っていなくてどうしよう……。そんなときは、誰もがいろいろな方法で乗り切っていると思いますが、今回ご紹介するのもその方法のひとつ、「下味冷凍」です。

手間のかかる工程は、ほぼなし! 献立を考えるのも、ストックの中からどれにしようか選ぶだけ。片付けも最小限にできますが、手作りの料理をでき立てで味わうことができるのが魅力です。

下味冷凍とは?

食材を冷凍保存することは一般的ですが、下味冷凍は名前の通り、下味をつけてそのまま冷凍する方法です。保存中に味が浸透して、食べたいときに解凍・仕上げをすれば完成。冷凍するので、長期保存ができて食材の無駄もなく、時間があるときに作ることができます。

食材やメニューにもよりますが、焼く、煮る、炒めるなどの仕上げ加熱だけで完成するので、短時間で調理が完成する便利さが人気です。

下味冷凍のメリット

肉や魚は、調味料と一緒に冷凍することで、食材が空気に直接触れなくなり、乾燥と劣化を防ぐことができます。また、冷凍によって肉や魚の細胞が壊れ、味がしみ込みやすくなるのもポイント。調味料を減らしても、しっかり中まで味が入るんです。火も通りやすくなるので、光熱費も時間も節約できます。

同じ食材でも、味付けを変えることでいくつものバリエーションができます。割安な食材を大容量購入しても、保存期間がある程度あるので、無理なく使い切ることができてコストダウンに繋がるケースもあります。

下味冷凍のデメリット

食材によって、冷凍に向かないものがあります。冷凍することによって食材の水分が凍り膨張し、解凍するときに細胞が壊れて食感が変わってしまいます。特に、水分量の多い食材は食感の変化が大きいので向いていません。こんにゃくや豆腐はその代表的な食材ですが、変化した食感を楽しむこともできます。この変化を理解したうえで活用すれば、また違った味わいも発見できるかもしれませんね♪

下味冷凍の作り方

下味冷凍は調味料や漬け汁も一緒に冷凍するので、厚みがあるしっかりした袋が適しています。ある程度の密閉性を保て、冷凍保存も可能なフリーザーバッグがおすすめ。

食材をカットし、調味料と一緒に袋に入れます。あとは調味料が全体に行きわたるように、袋を振ったり揉みこんでから空気を抜いて口を閉じます。

おいしさや栄養を守るためには、空気に触れないようにして急速冷凍! できるだけ薄く平らにして、早く凍るように熱伝導のいい金属性のバットに乗せて冷凍庫へ。

下味冷凍の解凍方法

解凍方法は、使う食材や調理方法によって多少違いがあります。肉や魚だけの場合は自然解凍や、冷蔵庫に移してゆっくり解凍してから加熱しますが、火が通りやすいものなどは凍ったままでも調理できます。形を整えたい場合は、解凍してから成形して加熱します。大ぶりの野菜が入っている場合は、解凍すると水分が出てしまい、食感も変わるので、凍ったまま加熱するようにします。

基本的には、冷凍から1か月程度で食べ切るようにしましょう!

下味冷凍レシピ&アレンジ方法

肉団子ダネ

何かと便利な肉団子のタネ。色々な料理にアレンジできるので、冷凍ストックがあると重宝します。

【材料 3〜4人分】

・豚ひき肉…200g

・玉ねぎ…1/2個

・片栗粉…大さじ1

・しょうが汁…小さじ1/2

・砂糖…小さじ1/2

・塩…小さじ1/2

・醤油…小さじ1

・ごま油…小さじ1

・こしょう…適量

【作り方】

①玉ねぎをみじん切りにする。

②すべての材料をフリーザーバッグに入れて、袋の上からよく揉み込んで混ぜる。

③空気を抜いて口を閉じ、平らにして冷凍する。

この肉ダネは、解凍したあとに丸めて肉団子にして、スープや鍋に入れたり、蒸したり、揚げたり、焼いたり、炒めたりと調理方法は自由。シュウマイの肉ダネ、油揚げに詰めて巾着煮、ゆで卵をくるんで衣をつけてスコッチエッグ、炒飯の具にするなど、バラエティー豊かに活用できます。解凍してからその日の気分でヒジキや枝豆、大葉を入れたりして、味に変化を付けることもできます。

丸めるのも面倒! という日にはこんなメニューはどうでしょう?

【中華餡掛けハンバーグ 作り方】

①肉ダネを解凍する。

②フライパンに①をすべて入れて丸く形を整える。

③蓋をして蒸し焼きにする。

④表面が固まってきたら、ひっくり返して中まで火を通す。

⑤中華スープの素と片栗粉を使って中華餡を作る。

⑥中華餡をかけて、小口切りにした細ネギをかけて完成。

肉ダネのつなぎは片栗粉だけなので、崩れやすい柔らかめの仕上がりです。ひっくり返すのは、じっくり火を通して、ある程度タネが固まってからにするのがコツです。蓋をして底が焦げすぎないように、様子を見ながら火加減を調整してくださいね。

見た目はド〜ンと豪快に焼いたハンバーグですが、ほろほろっと口の中で崩れて柔らかく、玉ねぎの甘みが感じらる優しい味。中華餡にきのこを加えたり、しょうがを効かせてもおいしいです♪

から揚げ

アレンジ力ならこちらも負けていません。大人も子どもも大好きな、から揚げの下味冷凍です。にんにくとしょうがを効かせた醤油味なので、から揚げ以外の料理の肉の下味付けとしても活用できます。

【材料 2〜3人分】

・鶏もも肉…2枚

・しょうが…2片

・にんにく…2片

・醤油…大さじ2

【作り方】

①鶏もも肉は食べやすい大きさに切る。しょうがとにんにくをすりおろす。

②フリーザーバッグに材料をすべて入れたら、空気を抜いて口を閉じ、冷凍。

【から揚げ 作り方】

①解凍して片栗粉大さじ3〜4を加えて、袋の上からよく揉みこむ。

②からりと揚げる。

忙しいとき、疲れている時に揚げ物なんて……と思ったら、グリルで焼くのもおすすめです。我が家では「困った時のグリルチキン」と呼んで、メニューが思い浮かばないときや時間がないときにによく登場します。から揚げと同じように衣をつけたら、そのままグリルパンに並べて焼くだけ。から揚げに近い味ですがサクサクはしません。油で揚げていないうえに、余分な油は落ちるのでヘルシー。こちらはこちらで子どもにも人気なので、手抜きでも喜ばれます(笑)。

衣にごまを加えたり、玉ねぎや大葉を加えてもおいしいです。ほかにも、フライパンで焼いて照り焼きにしたり、オイスターソースやごま油を加えたりしても◎。から揚げにおろしポン酢をかけて、生野菜と一緒に食べるから揚げサラダも人気です。甘酢に浸ければ、南蛮漬けにもアレンジできます。

ねぎ塩チキン

同じ鶏肉でも、味付けを変えればほかのメニューに変身♪ きのこも冷凍向き食材なので、一緒に加えるとボリュームもUPします。

【材料 2〜3人分】

・鶏もも肉…2枚

・ネギ…1本

・しめじ…1/2株

・砂糖…小さじ1/2

・塩…小さじ1/2

・中華だし…小さじ1

・ごま油…大さじ1

・粗びきこしょう…適量

【作り方】

①鶏もも肉を食べやすい大きさに切る。ネギをみじん切りにする。しめじは石づきを切り落とし、ほぐす。

②フリーザーバッグに材料すべてを入れて、袋の上からよく揉み込み、空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

こちらは炒めて仕上げるので、解凍してもしなくても大丈夫です。冷凍庫から出してすぐにフライパンにあけて、鶏肉に火が通るまで炒めたら完成です。お好みで、仕上げにごま油と粗びきこしょうを加えてください。レモン汁をかけて、塩レモンチキンにしてもいいですね♪ 香りが立つ調味料は、仕上げに加えると効果的です。

豚のしょうが焼き

豚のしょうが焼きも、下味冷凍の人気メニュー。小さい子も食べやすい甘辛味は、ご飯が進みますよね! コスパのいい豚小間肉を使用し、玉ねぎと一緒に漬け込みました。

【材料 2〜3人分】

・豚小間肉…200g

・玉ねぎ…1/2個

・しょうが…2片

・醤油…大さじ1.5

・はちみつ…大さじ1

【作り方】

①玉ねぎを薄切りにし、しょうがはすりおろす。

②フリーザーバッグに材料をすべて入れ、袋の上から揉み込む。

③空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

【豚のしょうが焼き 作り方】

①フライパンに入れ、崩しながら炒める。

②水分が飛んだら完成。

(仕上げの時にしょうゆ小さじ1/2を加えると、香りが引き立つのでお好みで)

こちらは、解凍しても凍ったままでも調理できます。凍ったまま加熱すると、火が通るまで時間がかかるので、水を少量加えて蒸し焼きにし、ある程度解凍してきたら崩して仕上げる方法でもOK!

野菜をもっと摂りたいときなどは、そのとき冷蔵庫にある野菜を加えて肉野菜炒めにしても◎。冷凍にあまり向かない食材でも、仕上げに加えて炒めることで一緒に調理できます。

鮭のバジマヨ漬け

魚も下味冷凍できます。こちらは我が家では大人気の、バジマヨソースに漬け込んだ鮭。

【材料 4人分】

・鮭切り身…4切れ

・ジェノベーゼソース…大さじ2

・マヨネーズ…大さじ2

【作り方】

①ジェノベーゼソースとマヨネーズを混ぜて、鮭と一緒にフリーザーバッグに入れてなじませる。

②袋の空気を抜き、口を閉じて冷凍。

バジルソースの代表、ジェノベーゼソースは肉でも魚でも野菜でもおいしくしてくれます。塩やにんにくなどがあらかじめ入っているので、それだけでもおいしいです。マヨネーズも加えてコクをプラスし、肉や魚も柔らかになります。焼いた鮭にこのソースを付けて食べてもおいしいですが、一緒に焼くことで香ばしさが加わります。

解凍しても、凍ったままでも仕上げることができます。フライパンで両面をこんがり焼いて、完成です。

パン粉を付けてパン粉焼きにすると、更に香ばしさが加わります。仕上げにチーズを乗せてもいいですね♪ 焼いたときに出た油は、バジルの香りが食欲をそそるソースになっています。茹でたじゃがいもにかけたり、パスタを絡めたりしてもおいしいので、捨てずに副菜にも活用してみてください。

鶏ときのこの炊き込みご飯

下味冷凍は、炊き込みご飯の素も手軽に作れてしまいます。具材をあらかじめ煮込んで味を含ませる、なんてことは省いて、冷凍中に味を染み込ませてしまうので、調理時間が短縮できます。冷凍庫にこれがあると、何かあっても具たくさんのごはんが確保できるので乗り切れそうです。

【材料 3合分】

・鶏もも肉…1枚

・人参…1/2本

・油揚げ…2枚

・しめじ…1/2株

・えのき…1/2株

・白だし…大さじ3

・砂糖…小さじ2

・醤油…大さじ2

【作り方】

①鶏もも肉は小さめの角切り、人参はいちょう切り、油揚げは短冊切り、しめじとえのきは石づきを落として食べやすい大きさにほぐす。

②材料全部をフリーザーバッグに入れ、袋の上から全体が良く混ざるよう揉みこむ。

③袋の空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

【炊き込みご飯 作り方】

①解凍する。

②袋の端を小さく切り落とし、研いだお米(3合)を入れた炊飯器に解凍した調味料を注ぐ。

③水を加えて3合のメモリに合わせる。

④具材をお米の上に広げて炊く。

炊き込みご飯の素は、炊き具合にむらが出ないように解凍してから使います。炊き込みモードがある炊飯器では、そちらに設定して炊いてください。なければ普通に炊いて大丈夫です。

炊き上がったら、具とご飯を混ぜ合わせましょう♪ 調味料の分量はお好みで調整してください。また、具材もそのときどきで変えたり、ごま油やもち米を使ったりしても、違った味を楽しめます。調味料は、洋風にコンソメを使えばピラフの素にもなるので、いろいろアレンジしてみてください。

キーマカレー

ひと皿で完了するカレーは、忙しいときのお助けメニュー。キーマカレーの下味冷凍をしておけば、ご飯を炊いている間に余裕で完成できます。

【材料 2〜3人分】

・合いびき肉…200g

・玉ねぎ…1個

・人参…1本

・ピーマン…2個

・にんにく…1片

・コンソメ…1個

・カレー粉…大さじ2

・ケチャップ…大さじ2

・ソース…大さじ2

【作り方】

①玉ねぎ、人参、ピーマン、にんにくをみじん切りにする。

②材料全てをフリーザーバッグに入れて、袋の上から全体をよく混ぜる。

③袋の空気を抜いて、口を閉じて冷凍する。

【キーマカレー 作り方】

①冷凍のままフライパンに出し、崩しながら炒める。

②水分が飛ぶまでしっかり炒めたら完成。

凍ったままで調理できます。カレー粉の色で、ひき肉の火の通り具合がわかりずらいですが、野菜から出る水分が飛ぶまでしっかり炒めれば大丈夫です。味を見て、必要ならカレー粉など足してください。

ご飯と一緒に炒めればカレー炒飯にもなります。これにチーズを乗せて焼けば、焼きチーズカレー。ホワイトソースもプラスすればカレードリア。

キーマカレーをマッシュポテトに混ぜてパン粉をかけて焼くと、スコップカレーコロッケなどにも変身。ナスやトマトも一緒に炒めて夏野菜カレーにするなど、カレーのアレンジもできます。

手羽元ポトフ

焼いたり炒めたりするよりも簡単仕上げなのは、煮込んで完了のメニュー。野菜のカットは、大ぶりでOKです。今回は煮崩れしやすいじゃがいもは省いて、手軽に作れる手羽元を使ったポトフにしました。

【材料 2人分】

・手羽元…4本

・ウインナー…4本

・大豆の水煮…100g

・玉ねぎ…1個

・人参…1/2本

・セロリ…1/2本

・にんにく…1片

・コンソメ…1個

・塩コショウ…適量

・キャベツ…2〜3枚

【作り方】

①手羽元は骨の横に切り込みを入れ、塩こしょうをかけて揉みこむ。

②玉ねぎはくし切り、人参は5cm幅に切ってから縦半分に切り、さらに縦3つに切る。セロリも5cm幅に切ってから縦に2cm幅に切る。キャベツはざく切りにする。にんにくはつぶす。

③材料全てをフリーザーバッグに入れて空気を抜いて口を閉じ、冷凍する。

【手羽元ポトフ 作り方】

①凍ったまま鍋に入れ、水600ml注いで加熱する。

②アクが出たら取る。

③30分程度煮込んで、火が通ったら味を見て、必要なら塩コショウ、醤油小さじ1程度加えて整える。

お好みで、粗びきこしょうやマスタードをつけてください。手羽の骨から出てくる旨みと、野菜の甘みがほっとする味わいです。

トマトバージョンもおすすめ。冷凍するときにトマトも一緒に袋に詰めてください。解凍すると皮がペロッと剥けるので簡単に取り除くことができます。バジルやオレガノなどのハーブを加えてもおいしいです。

まとめ

下味冷凍は、忙しい毎日をちょっと楽にしてくれる時短方法です。すべてのメニューを下味冷凍で賄うのはかえって大変になるかもしれませんので、自分の取り入れやすい形で試してみてください。