子供の身長は何歳でどのくらいになるのか、お子さんの身長はこれからどのように伸びていくのか、把握しておきたい親御さんもいるでしょう。ここでは1歳から6歳の平均身長と、子供の身長の伸び方について説明します。

1歳から6歳の子供の平均身長

まずは1歳から6歳の平均身長を男女別に紹介します。

男の子の平均身長

男の子の年齢・月齢ごとの平均身長は次のようになっています[*1]。

1歳0ヶ月 74.9cm

1歳1ヶ月 75.8cm

1歳2ヶ月 76.8cm

1歳3ヶ月 77.8cm

1歳4ヶ月 78.8cm

1歳5ヶ月 79.7cm

1歳6ヶ月 80.6cm

1歳7ヶ月 81.6cm

1歳8ヶ月 82.5cm

1歳9ヶ月 83.4cm

1歳10ヶ月 84.3cm

1歳11ヶ月 85.1cm

2歳0〜6ヶ月未満 86.7cm

2歳6〜12ヶ月 91.2cm

3歳0〜6ヶ月未満 95.1cm

3歳6〜12ヶ月 98.7cm

4歳0〜6ヶ月未満 102.0cm

4歳6〜12ヶ月 105.1cm

5歳0〜6ヶ月未満 108.2cm

5歳6〜12ヶ月 111.4cm

6歳0〜6ヶ月未満 114.9cm

※1歳代の月齢の範囲は、次の月齢未満まで

(例:1歳0ヶ月=1歳0ヶ月から1歳1ヶ月未満)

女の子の平均身長

女の子の年齢・月齢ごとの平均身長は次の通りです。

1歳0ヶ月 73.3cm

1歳1ヶ月 74.3cm

1歳2ヶ月 75.3cm

1歳3ヶ月 76.3cm

1歳4ヶ月 77.2cm

1歳5ヶ月 78.2cm

1歳6ヶ月 79.2cm

1歳7ヶ月 80.1cm

1歳8ヶ月 81.1cm

1歳9ヶ月 82.0cm

1歳10ヶ月 82.9cm

1歳11ヶ月 83.8cm

2歳0〜6ヶ月未満 85.4cm

2歳6〜12ヶ月未満 89.9cm

3歳0〜6ヶ月未満 93.9cm

3歳6〜12ヶ月未満 97.5cm

4歳0〜6ヶ月未満 100.9cm

4歳6〜12ヶ月未満 104.1cm

5歳0〜6ヶ月未満 107.3cm

5歳6〜12ヶ月未満 110.5cm

6歳0〜6ヶ月未満 113.7cm

※1歳代の月齢の範囲は、次の月齢未満まで

(例:1歳0ヶ月=1歳0ヶ月から1歳1ヶ月未満)

子供の身長の伸び方の特徴

身長の伸び方には個人差があるものですが、年齢ごとに伸び方の傾向があることがわかっています。

年齢によって伸びるスピードが変わる

子供の身長が伸びるスピードは常に一定ではなく、時期によって異なり、次の3つにわけられます。

乳幼児

生まれたばかりの赤ちゃんの身長は約50㎝。それが1年でおよそ25cm、生まれたときの1.5倍にまで伸びます。さらに1歳から2歳になるまでの間に約10cm、2歳から4歳になるまでには毎年約7〜8cm伸びて、4歳ごろには男女ともに生まれたときの身長の2倍、約100cmまで成長します。

小児期

4歳ごろから思春期が始まるまでの間は、男女ともほぼ一定して年間約6cmずつ伸びていきます。

思春期

思春期になると「思春期の成長スパート」と呼ばれる急速に身長が伸びる時期が訪れます。男の子は13歳ごろ、女の子は11歳ごろに成長速度がピークとなります。このピークの後は伸びる速度が緩やかになっていき、やがて身長の伸びが止まります。

乳幼児期は、お子さんの「身長の程度」(SDスコア:標準からどのくらい離れているかの幅)が変化しやすい時期です。3〜4歳を過ぎると、SDスコアはほとんど変わらなくなってくるので、3〜4歳ごろのスコアで成長曲線に沿って身長が伸びていれば、順調に成長しているといえます[*2]。

どんな伸び方をしているか確認しておこう

子供の成長度合いは、今の時点の身長を平均と比べるだけで判断することはできません。身長を測ったら、母子手帳にも載っている「成長曲線」に記録して、伸び方を確認するようにしましょう。

「成長曲線」を活用する

成長曲線とは、男女別に年齢ごとの身長と体重の平均値や標準偏差を示したグラフのこと。この曲線の-2.0SDから+2.0SDの間に約95%の子供が含まれます。母子手帳のほか、日本小児内分泌学会のホームページなどでも確認できます。

横断的標準身長・体重曲線(0-18歳) 男子

横断的標準身長・体重曲線(0-18歳) 女子

子供の成長曲線を描くと、それぞれの身長・体重で曲線に沿って健全に成長できているかどうかが確認できます。曲線に沿って身長が伸びていかない場合は低身長症など、逆に思春期の前に著しく伸びていく場合は思春期早発症が疑われ、病気の早期発見にもつながります。

身長の伸び方が心配なときは?

もし身長が標準的な±2.0SDの外側でも、外れ具合が大きくなければ問題になることはほとんどありませんが、平均との差が著しく大きい場合や身長の伸びが悪くなった背景に、病気がある可能性も考えられます。

受診の目安

子供の身長が低い原因は、たいていは遺伝や体質によるもの。ただし、成長ホルモンが正常に分泌されていないことや、まれに染色体や骨の病気で身長が伸びないこともあります。もし病気が原因であれば、早めに治療を受けると身長の伸びが改善する場合があります。

次に当てはまるときは、受診して医師に相談するようにしましょう。

身長が低い・伸びないときの受診の目安

・身長が-2SD以下の場合
・身長の伸びが悪い場合(成長曲線に沿わずにSDスコアが下がっていく場合)

SDスコアの計算方法

SDスコアは、SDスコアが記載されている成長曲線を描くと、およその値を知ることができます。また、次の式で計算することもできます。

身長SDスコア=(実測身長-その年齢の平均身長)÷その年齢の標準偏差の値

※各年齢の標準偏差の値は、日本小児内分泌学会のホームページなどで確認できます。

身長の伸びが突然増える場合も要注意

まだ思春期前にも関わらず急に身長が伸びるケースでは、思春期早発症などの病気の可能性もあります。その場合は治療が必要になることもあるので、内分泌専門医などに相談しましょう。

まとめ

子供が健全に発育しているかどうかは、成長曲線を描くことでわかります。その時点の身長だけで成長度合いを判断せず、成長曲線を描いてどのように増えているかチェックしてみましょう。成長曲線によってその子の今後の身長の目安も予想できるでしょう。もし身長の伸び方で心配なことが出てきたら、受診の目安も参考に医療機関で相談を。

(文:佐藤華奈子/監修:梁尚弘 先生)

※画像はイメージです

参考文献
[*1]厚生労働省「平成 22 年乳幼児身体発育調査報告書(概要)」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/73-22-01.pdf
[*2] 母子衛生研究会「子どもの成長・発達 一人ひとりの子どものために成長曲線を描こう」
http://www.fgs.or.jp/pdf/11_booklet/305_booklet.pdf

この記事の監修ドクター 梁 尚弘先生
りょうキッズクリニック(埼玉県所沢市)院長。平成10年順天堂大学卒業後、日本大学小児科研修医、沼津市立病院小児科、横須賀市立市民病院小児科、日本大学小児科助教、瀬戸病院小児科医長を経て現在に至る。小児科専門医。

※この記事は、マイナビウーマン子育て編集部の企画編集により制作し、医師の監修を経た上で掲載しました

※本記事は子育て中に役立つ情報の提供を目的としているものであり、診療行為ではありません。必要な場合はご自身の判断により適切な医療機関を受診し、主治医に相談、確認してください。本記事により生じたいかなる損害に関しても、当社は責任を負いかねます