新生活を迎える4月、5月は新生活ストレスにより体調を崩しやすく、精神的・身体的疲労が蓄積する“春だる”の時期です。

精神的・身体的疲労のケア方法について、疲労の専門医 倉恒弘彦先生(大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 招へい教授)に伺いました。

侮れない!新生活シーズンの紫外線量出典:気象庁「日最大UVインデックス(観測値)年間推移図」を改変

― 新生活シーズンの4月を迎えて生活環境も変化し体調が乱れがちです。この季節に気をつけるべきことを教えてください。

倉恒先生:
4月に入って、気温もあがり日差しが強くなったように感じられるのではないでしょうか。

なんとなくやる気が起きない、体がだるいなど、この季節に特徴的な症状である“春だる”を生じる要因として注意したいのが紫外線によるダメージです。
新生活シーズンは環境変化によるメンタルストレスと紫外線による酸化ストレス*で精神的・身体的疲労がたまる時期といえます。

(*酸化ストレス:活性酸素の還元処理が追い付かないと、細胞を傷つけ、細胞にダメージを与えてしまいます。細胞の障害を酸化ストレスと呼びます)

心身へのダメージ=酸化ストレスが招く“精神的・身体的疲労”のメカニズム― 酸化ストレスとはどのようなものでしょうか。

倉恒先生:
人が活動するためのエネルギーは細胞が酸素を取り入れて作り出されます。
オーバーワークやストレスで活動量が多くなるほど酸素の消費量は増加し、活性酸素の発生量も増えます。

酸化ストレスを受け続けると、ストレス耐性が低下し、自律神経の乱れを生じます。
自律神経の乱れに伴い、睡眠に障害が起こったり、脳の緊張状態が続くと、精神的疲労や身体的疲労が蓄積していきます。

精神的疲労と身体的疲労は相互に影響しあっており、片方の疲労だけが 蓄積するわけではありません。
疲労を解消するためには、精神的疲労と身体的疲労を招いている自律神経を整えていく必要があります。

― 疲労をためないための方法について教えてください。

倉恒先生:
疲れが取れない、よく眠れない、仕事のミスが増えた、度忘れが増えた・・・。これらは「疲労」のサインです。
ストレス負荷が続くと自律神経バランスが崩れて、交感神経系の過緊張状態に陥り、放っておくと疲労が蓄積します。

自律神経の歪みを治す最適な方法が生体リズム(体内時計)を整えることです。
朝日とともに目覚め、日中は活発に活動し、夕方から徐々に副交感神経を優位にして深い睡眠をとる――このリズムが疲労をためない最良の方法です。生体リズムを整える三大要素が、睡眠、運動、食事です。

それに加えて、ストレッチ、半身浴、アロマ、音楽など自分に合った方法で自律神経のひずみを治すことで疲労をためないことが大切です。

疲労や自律神経の状態が気になる方は、スマホで簡単に自律神経の状態や脳疲労度をチェックできるアプリのご利用をお勧めします。
詳しくは「ヒロミル(脳疲労・ストレス スキャン)」Webサイト(記事下部参照)を参照ください。

自律神経を整え、「精神的・身体的疲労感」を軽減するパラミロンEOD-1― 疲労軽減に効果のある食べ物について教えてください。

倉恒先生:
自律神経のバランスを整える食品成分としてパラミロンを紹介します。
パラミロンは、ユーグレナEOD-1株に豊富に含まれる成分です。

経口摂取で腸の中に直接作用することが明らかになっていて、体内で吸収されることなく腸管内の神経系・免疫系・内分泌系のセンサー細胞が集まる、いわゆる「腸ツボ」を押すことが特徴です。
ヒト試験によって精神的・身体的疲労感の軽減に効果があることがわかっています。
出典:Nutrients2020,12(10),3098.9より作図

同じくヒト試験により、パラミロン摂取により酸化ストレスを抑えるBAP値(抗酸化力値)が有意に上昇していることが分かりました。
パラミロンEOD-1を摂取することで抗酸力が上昇し、酸化ストレスを軽減し、自律神経のバランスを整えたと推察されます。
出典:Nutrients2020,12(10),3098.9より作図

また、疲労負荷期と回復期の自律神経活動についても、回復期2時間後にパラミロンEOD-1摂取群がプラセボ群と比較して有意な低値を示しました。パラミロンEOD-1の摂取により回復時において、早期に副交感神経活動が優位なバランスに整えたと考えられます。

パラミロンEOD-1は自律神経のバランスを整えることで、「精神的・身体的疲労感」を軽減すると考えられます。

― 倉恒先生、“春だる”の季節に心と体の疲労をためない方法をお教えいただきありがとうございます。睡眠、運動、食事の三つを日頃から気をつけていきたいと思います。
パラミロンは現在サプリメントなどでも手に入るので、気になる方は試してみてはいかがでしょうか。
倉恒弘彦 先生 
医学博士 大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 招へい教授

大阪大学大学院医学系研究科卒業。専門は慢性疲労症候群。関西福祉科学大学健康福祉学部学部長を務め、現在は大阪市立大学医学部付属病院において疲労クリニカルセンターの診療を統括するなど疲労研究・診療の第一人者。国立研究開発法人理化学研究所客員主幹研究員。日本疲労学会理事。

【参考】
※株式会社ミカレア企業webサイト


※「ヒロミル(脳疲労・ストレス スキャン)」Webサイト


※気象庁「日最大UVインデックス(観測値)年間推移図」