2006年、日本の人気グループ<EXILE>の新メンバー・オーディションでファイナリストに選出され話題となった歌手JONTE(ジョンテ)。最終的に<EXILE>のメンバーには選ばれなかったものの、2007年にソロデビューを果たし、その歌唱力と存在感で女性を中心に幅広い層のファンを魅了している。1980年、在日韓国人として大阪に生を受けた彼は、日本語・韓国語を駆使し、これまで映画『宿命』の主題歌を担当したり、『私の頭の中の消しゴム』のテーマソングをカヴァーしたりと韓国作品との縁も深い。また、4thシングル『if』などでは作詞を手掛け、歌以外の才能からも目が離せない実力派だ。

そんなJONTEが6月28日、調布市文化会館たづくりで開催された<mi;Live@Chofu 2nd Stage>に出演、エイジアエンジニア、前川紘毅、alanとともに華やかなステージを展開した。今回はそのリハーサル後にJONTEの楽屋を訪れた。

−歌手になったきっかけを教えてください
本当は通訳や旅行業など日本語と韓国語を使ったお仕事をしたいと思っていました。しかし、ある時、朝の某情報番組で<EXILE>オーディションの告知を見まして、もともとカラオケが大好きだったということもあり、「僕も1度、夢に向かって頑張ってみよう」と応募する決心をしました。
−オーディション中の秘話はありますか
ずっと緊張していて、周囲と仲良くできませんでした(笑)。ほかの皆さんは、わいわい楽しく会話をしているのですが、僕は人見知りも激しいので、その輪になかなか入れず…隅にいましたね。練習も終わったらすぐに帰っていましたし。1人の時間をこよなく愛していました(笑)。でも、今は仲が良いですよ。毎晩のように会うのが<COLOR>のYUICHIRO君とRYO君です。TAKA君とも買い物に行きますね。

−歌うときに心がけていることは何ですか
しっかりと言葉を伝えることです。それから…今まで、さまざまなステージに立たせていただいて、“見せること…見せ方”をもっと勉強していかなければならないと感じています。
−歌うこと以外でハマっていることはありますか
ギターです。まったく弾けませんが、本を見て練習しています。あとは、パソコンを使った曲作りも最近始めました。

−韓国語はペラペラだそうですね
日本で生まれ育って学んだ韓国語なので、発音やニュアンス的な部分は少し異なると思います。でも、韓国に住むには問題がないとは言われます。
−先日、韓国にレコーディングに行かれたそうですが
韓国語でのレコーディングだったので、向こうの専門的な方に依頼しました。日本のCDに韓国語の歌を入れることになります。
−韓国の好きな歌手は誰ですか
<Brown Eyed Soul(ブラウンアイズソウル)>さん、キム・ボムスさん、パク・ヒョシンさん、キム・ジョハンさんとかですね。たくさんいます。
−実際に交流のある方はいますか
以前、『宿命』という韓国映画のエンディングを歌わせていただいたのですが、それがきっかけでキム・ボムスさんと仲良くなりました。ソウルでのボムスさんのライブにも呼んでいただきました。来日されるときは食事にも行きますし、僕が韓国に行ったときは連絡させてもらっています。
−韓国芸能人の来日イベントにも出演されていますよね
そうなんですよ! チェ・ドンハさんでしょ? 
−チェ・ドンハさんはどんな方でしたか
最初は話しにくいというか…(苦笑)。<sg WANNA BE+>でスターだったわけじゃないですか。ソロになった事情も知らないので、どう接すればいいのか考えましたね(笑)。最初はお互いにそんな感じでした。でも2回ほど参加させてもらって、2回目はフレンドリーに過ごすことができました。彼は年下でもありますし、遠慮されていた部分もあったのかな。
−JONTEさんから見た韓国とは
住んだこともない街ですけど、異国という感じはもちろんしませんし、懐かしい気分になります。間違いなく先祖が住んでいたわけですから、なんだか落ち着きますし、テンションも上がります。それから、みんな兄弟という感じがしますよね。みんなで一緒に何かをする、一緒に楽しむ、一緒に苦しむ…という民族ですので、仲が良い、フレンドリーな印象がありました。

−社長のHIROさん(EXILE)からアドバイスは受けますか
何だろうな(笑)。あまり話す機会がないので…。でもHIROさんの姿を見て学ぶ点は多いですね。「絶対に負けない」という精神とかは常に持つように心がけています。

−印象に残っているファンの方はいますか
『ゆれる』のころのキャンペーン中に、「あんたの歌好きやねん」と一生懸命に歩いて来てくださった“おばあちゃん”が印象に残っていますね。もちろん毎回、来てくださる方は印象に残りますけど。なんていうか…急にデビューして世界が変わって、初めてする経験ばかりじゃないですか。人前で歌って、握手をして…そんな不思議な毎日の中で、何もかも真新しく感じられて、そういう意味でも常に感動しています。
−先日、握手会を見させていただいて、ファン一人ひとりと1分以上もお話されていることに驚きました
わざわざ来てくださっているので、自分もファンの手を離せないんですよ。「あ、長いな」と思ったりするんですけど、丁寧にちゃんとという思いもあって(笑)。
−そんなファンの方へメッセージをお願いします
新たに舞台という新天地に踏み込んで行くわけですが、いろいろなことを経験して、ゆっくり自分のペースで成長していければと思っています。温かい目で見守っていただけると嬉しいです。これからもよろしくお願いします。

JONTEは舞台『エブリリトルシング〜人生を変える6つの物語〜』への出演が決まっており、来たる7月7日から稽古が始まるそうだ。初の演技に彼は「レッスンはしているものの、不安だ」と語っていたが、歌手・俳優などいろいろな顔を見せるJONTEに今後も注目だ。
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