キム・ギドク監督(56)側が韓国映画「メビウス」の撮影中に女優A氏に暴行し、ベッドシーン撮影などを強要したとする報道について、公式立場を明かした。

以下はキム・ギドク監督の立場全文。

キム・ギドクフィルムです。
2013年の「メビウス」撮影中に起こった件について、簡単な釈明が必要のようです。

その俳優とは1996年から一緒に映画(制作)を始め、長く友達のように過ごし、私が海外で賞を受賞してから数回に渡って丁寧に出演要請をしてきました。2004ヴェネツィア・ベルリンでの監督賞受賞後にもまた出演を懇願し、2005年の「時間」で2人の女優の1人としてキャスティングを提案しましたが、役が気に入らないとこれを断り、2012年のヴェネツィア受賞後に再び出演を望み、「メビウス」に参加することになりました。そして、約2回の撮影をして、一方的に出演を放棄し連絡を切りました。

その後、4年が過ぎてこうした状況になりました。

他の部分は理解し難く、暴力の部分は釈明しようと思います。

撮影の初日の初シーンで、夫の携帯電話によって互いに殴り合いひどく夫婦喧嘩をする場面を撮影しました。4年前のことで曇った私の記憶では、私が自ら撮影しながら相手俳優の視線カットで俳優を殴ったのか、私の頬を私が殴ることで、この程度で演じるよう実演する過程で起きたことなのか、これも約4年前であるため正確な記憶ではありません。

どの場合でも演出者の立場で映画の事実性を高めるために集中してできた状況であって、多数のスタッフが見る中での個人的な感情は全くありませんでした。

それでもスタッフで当時の状況を正確に証言する方がいるのであれば、演出者の立場を改めて悩む契機とするのと同時に、私の過ちに責任を負います。

暴力以外はシナリオ上の場面を演出者として最善を尽くす過程で発生した誤解だと思います。

とにかく、今回の件で傷ついたその俳優に心から申し訳なく思います。

しかし、どんな役でも最善を尽くして演じるとの意思で数回出演を懇願し、2度も出演を決定しながら一緒に良い映画を作りたかったのに、こうした状況になり残念です。

最後に今回の件で、高レベルの映画を作る韓国映画のスタッフや俳優に対しては誤解のないことを望み、私を信じて今回の「人間の時間」に参加してくださったスタッフ・俳優陣に謝罪します。



 一方、キム・ギドク監督は最近、女優A氏に暴行などの容疑で告訴された。ソウル中央地検は刑事6部(部長ペ・ヨンウォン)に該当事件を配当、捜査に乗り出したことが伝えられた。

 A氏が提出した告訴状によると、A氏は2013年に公開したキム・ギドク監督の映画「メビウス」で母親役を担った。そこでキム・ギドク監督が感情移入に必要との理由で頬を殴り、当初台本になかったベッドシーンを強要、結局、映画から降板したというものだ。