KBSドラマ「月が浮かぶ川」側が、校内暴力疑惑により途中降板した俳優ジスの所属事務所キーイーストに損害賠償請求訴訟を提起した。

 「月が浮かぶ川」の制作会社Victory Contentsは去る1日、ソウル中央地方裁判所にキーイーストを相手取り、制作会社の損害額の一部を請求する損害賠償請求訴訟を提起したと2日、明らかにした。

 Victory Contents側は「3月初め、ジスが校内暴力をしたという情報が、あちこちから流れ始め、内容も単なる生徒たちのけんかではなく、口にすることができないほどのおぞましい行為だった」とし、「キーイーストとジス側は非行事実を認めて、活動を中断することにし、『月が浮かぶ川』からも降板することになった」と述べた。

 また「『月が浮かぶ川』は事前制作で行われていたため、当時ほとんどの撮影が終わる時期だったが、俳優が交代することになり、該当のシーンを全面的に再撮影せざるをえなかった」とし、「当社としては莫大な制作費が投入された大作である上、再撮影が行われて追加的な費用損失が大きかったが、完成した一つの作品を視聴者にお見せするという約束を守るため、すべての再撮影を決心した」と説明した。

 Victory Contentsは「再撮影による各種スタッフの費用、場所及び装備使用料、出演料、美術費などの直接損害を被った。その他にも視聴率低下、海外顧客からのクレーム、期待売上減少、会社のイメージ損傷など、相当な期間、将来まで影響を及ぼしかねない途方もない損害がいまも続いている」とし、「このような損害賠償を回復するため、キーイースト側と協議を行おうとしたが、相手側の非協力により訴訟を起こすことになった」と主張した。

 ことし2月、初放送されたKBSドラマ「月が浮かぶ川」は高句麗が人生の全てだった姫ピョンガンと愛を歴史にした将軍オンダル、運命に屈しない2人の純愛を描いた時代劇ロマンスだ。

 3月初め、オンダル役を務めた主演俳優ジスに対する校内暴力疑惑が浮上し、ジスがこれを認めて謝罪した。ジスは「月が浮かぶ川」から降板し、俳優ナ・インウがその空席を埋めた。ナ・インウはジスが登場した第1話〜第6話分も再撮影した。