9月15日(水)から公開されている映画「奇跡」のキャストが、各種バラエティ番組に出演し、プロモーションを展開中だが、偶然なのか、9月25日(土)にはキャストが2番組に分かれて登場した。

午後7時40分から放送の「知ってるお兄さん」(JTBC)には俳優パク・ジョンミンとユナ(少女時代)が出演。続いて、午後11時10分から放送の「全知的おせっかい視点」(MBC)には女優イ・スギョンが出演した。ちなみに、この日の視聴率は「知ってるお兄さん」が2.6%、「全知的おせっかい視点」は5.2%(ニールセンコリア調べ)だった。

特に、注目されたのは「全知的おせっかい視点」にイ・スギョンの一日マネジャーとして、俳優キム・ナムギルが登場したこと。キム・ナムギルはことし初め、総合エンターテインメント会社GILSTORY ENTを設立しているが、映画「感染家族」で共演したイ・スギョンが同社に所属する唯一の女優。つまり、所属タレントは2人の会社だが、キム・ナムギルは会社の代表として、初めてバラエティに出演するイ・スギョンを援護射撃しようと一日マネジャーに名乗り出たというわけだ。

この番組はマネジャーがフィーチャーされる番組とはいえ、キム・ナムギルはスタジオでもVTRでもあまりにも存在感がありすぎて、イ・スギョン編というより、キム・ナムギル編だったような印象だ。しかも、これまで「シベリア先発隊」、「海路先発隊」(共にtvN)などリアリティ番組に出演し、遊び心あふれるお茶目な素顔を垣間見せてきたが、今回のように社長業をしている素顔は初めて見るので新鮮だった。

会社に出勤するや、机には決済書類が山積みで、それをチェックしていたところ、さらにスタッフから検討中の案件書類にサインを求められたキム・ナムギル。「お金が出ていくものしかないね」、「他の会社はiPadで決済しているのに、紙代がもったいない」などぶつぶつ言いながら、お金にはシビアなところを見せていた。

そして、エンタメ事業は投資の成果がすぐに出るわけではないので、先を見ながら投資するため、大きいことにはスパッといけるけれど、紙代など細かいことは気になるのだとか。そう言いながらも、イ・スギョンが映画共演者へのプレゼントとして、タンフル(フルーツ飴)を作っている間、イ・スギョンやスタッフらに飲ませるドリンクなどを下のカフェに買いに行くキム・ナムギル。もちろん、このカフェも運営しており、従業員向けの福利厚生の一つなので、従業員はドリンク代が無料になるカフェだという。お金は、ここぞというところでは惜しまない使い方をするスタイルのようだ。

スタジオでは、イ・スギョンへの質問を自分が答えてしまい、“主人公病”が抜けないと大笑いしていたキム・ナムギルだが、一緒に仕事の現場に来たのは今回だけではなく、「奇跡」の制作発表会が初めてだったとか。

それだけ、イ・スギョンを大事に思っているということなのだが、今回マネジャーとして車の運転をしたり、インタビューの現場では記者にコーヒーを差し入れしたり、ヘアメイクのときにはリラックスできるようスリッパを履かせてあげたり、甲斐甲斐しく動いていた。さすがに疲れたか、ヘアメイクを待つ間、ソファに横になり、うとうとしていたのもキム・ナムギルの魅力だろう。

この日、イ・スギョンの最後のスケジュールは「奇跡」のムービートークだった。控室にパク・ジョンミン、ユナ、イ・ソンミンら主要キャストが勢揃いし、キム・ナムギルは全員と仲良さそうにあいさつをしながらも、マネジャーという立場だったからか、両手を前に組み、謙虚な姿勢で立っている姿が印象的だった。

イ・スギョンはバラエティ初出演を終え、キム・ナムギルに対し、「出会ってから数年しか経っていないけれど、深い絆を感じています」とし、「いつも感謝しているし、これからも一生私の社長でいてください」と伝えていた。キム・ナムギルは「2019 SBS演技大賞」で大賞を受賞し、俳優としてもトップクラスだが、社長としても厚い信頼を得ているようだ。