tvNの秋の新番組の最後を飾る「車輪のついた家3」が10月14日(木)にスタートした。出演者はお馴染みの俳優ソン・ドンイル、キム・ヒウォンに加え、3代目の末っ子ポジションにはコンミョンが新たに加わった。

初代末っ子ヨ・ジング、2代目末っ子イム・シワンは“兄貴たち”と共演経験もあり、ゆかりがあったが、新メンバー、コンミョンは“兄貴たち”とは初対面。それでなくても、この番組はゲストもレギュラー出演者たちに招待されることが多く、仲の良い仲間たちが顔を揃えていたので、全く初めての人が入るのは新鮮でもあった。

そのため、どんなシナジー効果を見せるのか、期待感が高まっていたからだろうか。初回放送は視聴率5.127%(全国基準・ニールセンコリア調べ)をマーク。この数値は全シーズンを通して、一番高い自己最高記録だ。シーズン1は初回3.968%(ゲスト:ラ・ミラン&ヘリ)、シーズン2は初回3.955%(ゲスト:ペ・ドゥナ)でスタートし、一番高かったのがシーズン1の第7話(ゲスト:IU)5.059%。それをいきなり上回る記録を出したという点で、改めてこの番組のファン層の厚さを実感させた。

今回新シーズンが始まる前、スピンオフの「お貸しします 車輪のついた家」を放送し、本家の放送開始をカウントダウンするように、徐々に盛り上げていったのも新しい試みだったが、それも功を奏したのだろうか。

ともかく、シーズン3の初回放送では、約半年ぶりにトレーラーハウスにやって来たキム・ヒウォンが、シーズン2の第2話ゲスト、キム・ドンウクがプレゼントしてくれた耐熱手袋を探すも、なかなか見つからず、ソン・ドンイルが「探してもなかったら、グァンスやハヌル、サンウが失くしちゃったんだよ」とトレーラーハウスを貸したイ・グァンス、カン・ハヌル、クォン・サンウらのせいにするところから始まり、エピソードをつなげていたのも面白かった。結局、耐熱手袋は見つかり、他にもペ・ドゥナがくれたカップ、コン・ヒョジンがくれたエプロン、IUがくれた黄色のショッピングカートなども無事にあるかを確認していたが、そのような思い出の品々が懐かしさも呼び起こした。

そして、気になる新メンバーのコンミョンはトレーラーハウスに近づくと、緊張した様子で胸に手を当て、一呼吸してから兄貴たちに姿を見せた。礼儀正しく、きっちりとお辞儀をしてあいさつをするコンミョン。最初はぎこちなかったが、ソン・ドンイルは今までの末っ子の中で、一番おおらかで印象が良いと褒め、娘のように可愛がるヘリ(Girl’s Day)と友達であることも共通の話題となり、コンミョンを気に入った様子だった。

そこで、ソン・ドンイルはわざと「手ぶらで来たの?」と冗談を飛ばし、キム・ヒウォンも「まだ合格したわけじゃないよ。オーディションを受けなきゃ」と乗っかりながらコンミョンいじりをして大笑いし、コンミョンの緊張をほぐしてあげるなど、3人が急速に距離感を縮めていく過程も微笑ましかった。

また、コンミョンがこの番組に馴染むのに、初回ゲストとして女優イ・ハニを招待したのも大正解だった。2人は映画「エクストリーム・ジョブ」で共演しており、一緒に旅行に行くほど仲の良い関係。女優は男前な性格の人が多いと言われるが、イ・ハニも気さくでサバサバしており、おかげでコンミョンも自然と素の自分を出せていたようだ。

イ・ハニは屈託なくリアクションをし、先輩のソン・ドンイルとキム・ヒウォンに対し、敬意を表しながらも、いい距離感で親しみやすい話し方をしたり、この番組には「お客さんは動くものではない」というソン・ドンイルが決めた家訓があるが、全く休むことなく、率先して料理の手伝いをするなど、トレーラーハウスの女主人であるかのような存在感を発揮。カットした桃を右手でキム・ヒウォン、左手でソン・ドンイルの口に運んだ後、コンミョンの口にも入れ、最後に自分もパクリと食べたり、その自然な振る舞いが、まさに姉御肌で魅力的だったし、コンミョンもよく食べていたが、イ・ハニも豪快に、おいしそうによく食べ、食べっぷりがいいのも清々しかった。

そんな頼れるお姉さんイ・ハニがそばにいたので、コンミョンはイ・ハニと2人だけになると、弟のように甘えるような口調で愛嬌を見せたり、イ・ハニが「キッチンタオル」を「チキンタオル」と言い間違えると、「今、何て?“キッチンタオル”ではなく、“チキンタオル?”」とからかったり、実の姉弟のような仲睦まじさだった。かと思えば、イ・ハニがカボチャの葉っぱを摘んでいたとき、その後ろ姿を見ていたコンミョンが「もうそのくらいでいいよ、オンマ(お母さん)」と素で間違えてしまうハプニングも。どれだけ気を許しているんだということだが、そんな2人の掛け合いも可愛かった。

初回から、コンミョンの人の良さが十分に出ていて、そんなコンミョンをソン・ドンイルとキム・ヒウォンも可愛がるように接していたので、見ていて気分のよくなる、“3兄弟”とゲストが織りなすヒーリング旅の始まりだった。