JTBC「有名歌手伝-バトルアゲイン」には毎回、往年の名歌手らが“有名歌手”ゲストとして登場し、大ヒット曲を披露しながら、懐かしさを醸し出している。13日の第4話にはファニ(Fly To The Sky)と4人組女性ボーカルグループ「Big Mama」がやって来た。

特に目を引いたのは、ジュニアチームに加わったファニとMCのキュヒョン(SUPER JUNIOR)。ファニはかつてSMエンタテインメント(以下、SM)からデビューした第1世代アイドルであり、キュヒョンは現在もSMに所属する第2世代アイドル。つまり、昔をよく知る先輩後輩という二人だ。

ファニがドラマ「ファッション 70’s」の主題歌としても有名な「胸痛んでも」でオープニングステージを飾ると、キュヒョンが両手でグッドポーズをし、「聴いて胸がすごく痛いです」と激しく反応しながら、うれしそうに迎えた。

トークではさまざまなエピソードを披露したファニ。このファニという芸名はSMのイ・スマン代表がつけたもので、ファニは韓国語で”歓喜”という意味。その言葉通り、“喜び”という意味を込めてつけられたそうだが、名前とは反対の悲しい曲ばかり歌ってきたというアイロニーな芸名秘話も。

キュヒョンとの思わぬ縁も明らかに。キュヒョンは「胸痛んでも」を歌って、SMに合格したのだとか。ファニも知らなかったようで、「初めて聞いた」とビックリしていた。その流れで、キュヒョンが本人の前で、「胸痛んでも」のサビを気持ち良さそうに披露。ユ・ヒヨルが「本当に歌手になってもよさそうですね」と冗談を飛ばし、笑いに包まれたが、それに味をしめた(?)キュヒョンはこの後も徐々に暴走。

今度は、ファニ自身も出演したドラマ「オーバー・ザ・レインボー」のOST「Tomorrow」をファニのモノマネをしながら披露。歌い方も似ていたが、ポイントは顔だ。苦虫を噛み潰したような表情をうまくマネし、クオリティの高さを見せた。そうなると、流れ的には本人バージョンも聴かないわけにはいけない。ファニが「Tomorrow」を歌い始めると、その横でキュヒョンが手で口を押さえながら、その歌声を味わい、ユ・ヒヨルも地声と裏声が行ったり来たりするのがとてもカッコいいと賛辞を送った。

また、「Fly To The Sky」の代表曲といえば「Missing You」。ファニの厚みを増した太い歌声が特徴だが、その歌声を聴いたイ・スマン代表は何も言わなかったそうで、この曲から、ファニのシグネチャー歌唱法が完成したという。ちなみに、そんなファニの歌い方がブームとなり、当時は「牛追い唱法(むせび泣くように歌う唱法)」が登場。パク・ヒョシン、「sg WANNA BE」、「See Ya」らもそうだ。そうして、この「牛追い唱法」が一時流行ったが、喉に負担もかかるそうで、ファニはもうやめているという。

その「Missing You」をまたもやキュヒョンがモノマネで披露。今度はちょっと顔をオーバーに表現し、イジりにきた⁉ すると、ファニがモノマネの多い代表曲が2曲あり、そのうち正しい(?)モノマネが多かったのが「Missing You」。そして、メンバーのブライアンが番組などで笑いをとるためにオーバーにやっていた「男らしく」があると話した。

その流れから、本人であるファニが、自分をモノマネするブライアンをモノマネするという展開になり、現場はカオスに。さすがに、これで終わったら、ファニのイメージが崩れると思ったのか、MCたちはブライアンバージョンではなく、ファニバージョンの「男らしく」が聴きたいとなり、感情を作り上げていくファニ。ところが、この雰囲気に耐え切れず、吹き出してしまい、NG。もう一度気を取り直し、感情をコントロールしながら、なんとか歌い切り、この場を乗り切った。

ステージバトルでは、ジュニアチームのイ・ジュヒョクが「Fly To The Sky」の曲の中で、一番速いテンポで唯一のダンスナンバーである「Sea of Love」を披露。この曲はコンサートではいつもエンディング曲で、この曲を歌わないと、お客さんが帰ろうとしないらしく、それぐらい盛り上がる楽曲。バトルではシニアチームに5票差で勝利した。

そして、コラボステージでは、ファニがシン・ユミと「Missing You」を披露。男女で歌う「Missing You」というのが新鮮に感じられる幻想的なステージだった。シニアチームに惜しくも3点差で負けてしまったが、合計点ではジュニアチームが勝利した。

今回はキュヒョンがいたことで、モノマネという笑いのコードで面白さも発揮したファニ。何よりも、久しぶりにテレビで歌声を聴き、その声に魅せられた視聴者が多かったのではないだろうか。