グループ「H.O.T.」の商標権紛争が5年間の攻防の末に一段落した。「H.O.T.」は名前を守り抜いた。

23日、法曹界によると、18日に最高裁2部(主審:チョ・ジェヨン最高裁判事)は、キム・ギョンウク元SMエンタテインメント代表理事が、公演主催会社「ソルトイノベーション」を相手に出した商標権侵害禁止などの訴訟で、原告敗訴判決した原審を審理不続行棄却と確定した。

審理不続行棄却は、原審判決に法違反などの理由がないと判断すれば、本案審理なしに上告を棄却する手続き。

これに先立ち2018年、過去に「H.O.T.」をプロデュースしていたキム・ギョンウク元SMエンタテインメント代表は、メンバーのチャン・ウヒョクを商標権違反の疑いで検察に告訴した。これと共に、チャン・ウヒョクとソルトイノベーションを相手に損害賠償請求訴訟を提起した。

当時、別の芸能事務所を運営中だったキム・ギョンウク元代表は、「H.O.T.」と関連した商標権サービス権などの所有を主張し、ロイヤリティーの支払いを要求した。

また、キム・ギョンウク元代表は、2018年10月にチャムシル(蚕室)総合運動場オリンピック主競技場で開かれた公演「2018 Forever High-five Of Teenagers」でチャン・ウヒョクなどが「H.O.T.」の商標を無断で使用したと主張した。

公演企画会社ソルトイノベーション側は法的争いを防止するために、「H.O.T.」という名前の代わりに“High-five Of Teenagers”というフルネームを使用したが、結局、法廷攻防に広がった。

キム・ギョンウク元代表は、チャン・ウヒョクに対する訴訟は取り下げたが、ソルトイノベーションを相手にした訴訟は続いた。

これに1審の裁判部は、「登録商標権を侵害した行為がそれ以前になされたとしても、その後の商標登録が無効と確定したならば、侵害したという商標権は最初から存在しない」とし、キム・ギョンウク元代表は控訴した。

最高裁もまた「H.O.T.」の手を取り、キム・ギョンウク元代表は敗訴した。「H.O.T.」のメンバーたちは名前を取り戻した。

一方、「H.O.T.」は1996年にデビューしたグループ。ムン・ヒジュン、チャン・ウヒョク、トニー・アン、KANGTA、イ・ジェウォンで構成されている。