緊急事態宣言再発出の翌日となる1月9日(土)17時より、サンボマスター結成20周年を記念する初の単独配信ライブ「ラブ フロムサンボマスター at 横浜アリーナ」が行われた。開催直前まで、有観客とオンラインのハイブリット公演を想定して準備が進められた今回のライブだったが、昨年末にコロナ感染拡大の状況を受けて、オンラインライブ単独に切り替えての実施となった。

配信スタートの15分前には「聖地巡礼」というミニ番組がスタート。サンボマスターのデビューアルバムの撮影スポットやベースの近藤が大学在学中に住んでいてメンバーのたまり場となっていたアパートなど、まさにバンドゆかりの聖地をメンバー自ら巡礼する内容で、視聴待機中のリスナーへ粋な計らいといえるスペシャル映像が流れた。

【ライブレポート】サンボマスター、配信ライブ「ラブ フロム サンボマスターat横浜アリーナ」 こんな時期だからこそ、MAXの音楽パワーを届けた感動の2時間半! 【ライブレポート】サンボマスター、配信ライブ「ラブ フロム サンボマスターat横浜アリーナ」 こんな時期だからこそ、MAXの音楽パワーを届けた感動の2時間半!

17時を少し過ぎたところで、メンバーが楽屋からステージに向けて歩むシーンから配信はスタート。初の単独公演となる横浜アリーナから全国のリスナーに向けてパワーを届けるというメンバーのボルテージが高まっていく様が画面を通じてビシバシと伝わる演出だ。そして1曲目からサンボマスターを代表するロックアンセム「ロックンロール イズ ノットデッド」を披露。この状況下でも「音楽は死んでない、俺たちも君たちも死んでない」という力強いメッセージを直球で投げかける。

その後、ここが無観客でカラッポの横浜アリーナからのライブとは思えないような熱量で「忘れないで 忘れないで」、「光のロック」、「ミラクルをキミとおこしたいんです」と立て続けに強力なロックナンバーを演奏。さらに「10年ぶり以上に歌います」という山口の言葉とともにファンの間でも名曲と誉れ高い「きみはともしび」を披露。配信を視聴中のリスナーからもチャットで歓喜の声があがる。その後、ステージは暗転し、ライトが付くとメインステージの前にサブステージが登場。メンバーはメインステージを降り、もう1つのステージへと移動する。

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このサブステージ、サンボマスターの原点といえるライブハウスを模したステージ。横浜アリーナという広い会場でもライブハウスバンドであることを伝えたい、配信を通じてもリスナーをライブハウスと同じように近くに感じたいという強い思いからこのステージは作られた。そして、「さよならベイビー」「美しき人間の日々」など、こちらのステージでは初期の代表曲を連発。サブステージのセットリストはデビュー当時に世話になった亡き恩人への鎮魂歌を思わせる内容でもあり、チャットの向こうには涙ながらのファンの歓声も沸き起こっていた。むき出しのサンボマスターのライブにリスナーも圧倒される中、バンドの歩みを振り返る映像をバックに披露された「そのぬくもりに用がある」が終わると、メインステージにふたたび登場。

「生きていくんだ!君たちには生きる価値がある!」と強いメッセージを山口が投げかけ、「生きたがり」、「君を守って 君を愛して」を披露。

「ラブソング」ではその強いメッセージに画面越しで号泣するリスナーも。メッセージ性の強い楽曲が続き、「輝きだして走ってく」では「この状況下に頑張っているライブハウス、いろんな事業者、医療従事者の人に、言わせてくれ、♪負けないで」と熱唱。世界中のリスナーの大合唱が聞こえるかのような熱いパフォーマンスに。

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その後、「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」、「できっこないを やらなくちゃ」の連打で、ライブは最高潮の盛り上がりに達する。さらに本編最後はこのコロナ禍中に発表され数々の配信ライブでも演奏された「花束」を披露するも、ベースの近藤はステージを離れ会場内からの中継レポートに向かう。「中継先の近藤洋一君!」とのボーカルの山口の呼びかけに応えた近藤はなぜか、コタツでドテラを着てぬくぬくライブ中継を見ている有り様で、挙げ句にはPCでエゴサを開始、さらにはドラムの木内のアカウントを生配信でブロックするという行為にまで及び、リスナーもステージも大爆笑しながらも一体になるという奇跡の演出となった。

本編終了後、リスナーのチャット、そして会場にいる関係者たちのアンコールの声にこたえてメンバーが再登場。「20年前もお客さんゼロ、“無観客無配信”だった時もあるから、原点に戻った感じかな」と、このコロナ下で迎えたバンド結成20周年も、笑って前向きにとらえようというバンドの自然体のスタンスが確認できる。

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その後、「歌声よおこれ」、「世界をかえさせておくれよ」を披露。約2時間半、全22曲の熱いライブを締めくくった。
鬱屈した日々が続く中だが、体験した人すべての心を横浜アリーナのライブ会場に連れ出してくれるサンボマスターの圧倒的なパフォーマンス、メッセージはあらためて必見。奇跡の一夜となった本公演は1月17日23時59分までアーカイブ視聴できるので、未視聴の方は是非チェックしてほしい!

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サンボマスター
ラブ フロム サンボマスター at 横浜アリーナ

■セットリスト
M1.ロックンロール イズ ノットデッド
M2.忘れないで 忘れないで
M3.光のロック
M4.ミラクルをキミとおこしたいんです
M5.はじまっていく たかまっていく
M6.青春狂騒曲
M7.きみはともしび
M8.さよならベイビー
M9.美しき人間の日々
M10.手紙
M11.ふたり
M12.そのぬくもりに用がある
M13.生きたがり
M14.君を守って 君を愛して
M15.孤独とランデブー
M16.ラブソング
M17.輝きだして走ってく
M18.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
M19.できっこないを やらなくちゃ
M20.花束
EN1.歌声よおこれ
EN2.世界をかえさせておくれよ

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