7月30日、映画『ベイビーわるきゅーれ』初日舞台挨拶にキャストと監督が登壇した。

テアトル新宿(東京)ほか7月30日(金)より公開となり、シネ・リーブル梅田(大阪)、なんばパークスシネマ(大阪)、名古屋センチュリーシネマ(愛知)などで順次公開されている。


主演は、舞台「鬼滅の刃」の竈門禰豆子役で最注目の髙石あかりと、女性スタントアクションの異端児・伊澤彩織。殺し屋としてのアクションシーンが見所なのはもちろんのこと、社会不適合者としての私生活部分では、オフビートのコメディセンスも発揮している。アクション監督は、『THE NEXT GENERATION パトレイバー』シリーズやジャパンアクションアワード2014でベストアクション作品賞他三部門を受賞した『BUSHIDO MAN』の園村健介。


冒頭、本作で映画初主演となった髙石あかりは「このステージにこの皆様と立て、映画の初日ということもあって、女優さんとしてすごく特別な1日になりました。今日はすごく楽しみにしていました。」と初々しく挨拶。

映画『ベイビーわるきゅーれ』初日舞台挨拶に主演・髙石あかり登壇!

なんと、秋谷百音の冒頭の挨拶を聞くまで、隣にいるマスクの女性が、自分の娘役を演じた役者だと気づかなかった本宮泰風は、「さっき裏で一緒にいたけれど、全然わからなかった。全然雰囲気が違う」と言い、会場は大爆笑!

本作で初主演を飾った、スタントパフォーマーの伊澤彩織は、ドイツで撮影中で、本日欠席となり、手紙が代読された。

「奇遇なことに、(タイトルの)『ワルキューレ』も、あかりちゃんと 2 人で歌った挿入歌のタイトル『らぐなろっく』もドイツ語なんです。『ワルキューレ』は戦士の神、オーディンに仕える武装した乙女たちのことで、ドイツ語で『死者を選ぶ女』を意味するそうです。この作品がクランクインする前、 監督から送られてくるタイトルが 6 回くらい変わった」とのことで、監督は、「最初は「『JKわるきゅーれ』みたいにしようかという話もあったけれど、JKはよくない単語だと言われた。『わるきゅーれ』はずっと変わらず、それこそ天からの授かりものです」と話した。

本作で、W主演の髙石と伊澤のお二人とも映画初主演。二人の魅力を聞かれた監督は、「こんな役者がいたんや!というか、それぞれが面白いキャラクターで、二人は当て書きではないですけれど、前の現場の様子をそのまま脚本に入れています。髙石さんは熱しやすく冷めやすくというキャラクターを当ててみたりとか、伊澤さんはおどおどしている感じだったので、こういうのがやりやすいだろうなと思って作った結果、凸凹ががっつりはまりました。菅田将暉さんと小松菜奈さんみたいに、男女で邦画でよく見る二人とかっているじゃないですか。それに匹敵する、髙石あかりの隣には伊澤彩織にいてほしいみたいに相性がバッチリあったと思いました。」と解説した。

髙石は、「前作でご一緒した時から、話のテンポ感とかが合って、今回二人で主演と聞いて、楽しみの方が大きくて、またやれたことがすごく光栄です。」と言い、ラバーガール飛永は、「僕は主演の二人とのシーンがあったんですけれど、二人の中に異物感のおじさんが入っている感じがした」と現場の印象を語った。


髙石はガンアクションのシーンも。「こんなに本格的なアクションは初めてだったので、園村さんに立ち方や銃を撃った後の反動まで細かく教えていてだいて、0から作ったような感じです。伊澤さんが、出ていないシーンのモニターもわざわざ見に来てくれて、つきっきりで教えてくださいました。すごく優しい方でした。」とカメラの裏側でもいいコンビだったことをうかがわせた。

髙石は、伊澤と三元のラストのアクションシーンを現場で見ていなかったそうで、「試写で見て、こんなに感動するアクションというのを初めて体感して泣きそうになりました。なんでこう涙が出てくるんだろうというような感覚で、不思議な感覚でした」と話した。

劇中、伊澤と対決した三元は、「彼女は普段はスタントマンをやっているんですけれど、芝居もよくて、スタントの業界の中でも彼女はトップレベルなんです。なので、彼女を女性だと思わずに、本気でばちばちやりました。いいものにしたいという彼女の思いが伝わってきたので、多少ヒットがありました。」と裏話を明かした。

三元は伊澤について、「映画やテレビだけでなく、PVやゲームの仕事もあるんですけれど、彼女はほとんどヒロインの役をやっているので、本作で初主演で、今日来れなかったのは残念。けれど、いい門出になったと思います。」と感慨深げ。

映画『ベイビーわるきゅーれ』初日舞台挨拶に主演・髙石あかり登壇!

監督は、ラストのアクションシーンについて、「本当にありえないことが目の前で起きていました。ワイヤーやCGもなく、超能力バトルでもなく、リアルな戦いなんですけれど、超人同士の戦いが起こるようでした。カウントで『1、2、3、4』の『1、2、3』はアドリブで、4で決まっている殺陣に戻るということをやっていて、『1、2、3』を本当に打ち合っていた」と話し、三元も、「はい、アドリブで」と証言。「それが撮れた時にすっげーってみんなで拍手になりました。型だけ覚えてという人ではできない、戦闘者二人が戦っているのがカメラに収まっているというようなラストバトルになっています。」と太鼓判を押した。

最後に伊澤は手紙のラストで、「『ベイビーわるきゅーれ』が今日ついにここから、始まります。このはじまりを見届けてくれているみなさまの第一声から広がって、日本各地、世界各国までこの映画が届くように一緒に育ててもらえたら嬉しいです。阪元監督の会話劇と園村アクション監督が作った尋常ではないアクションの融合を、ごゆっくりご堪能ください!」と、阪元監督は、「オリジナルで自分で書かせていただいて、自分が本当に好きな映画が撮れたなと実感できる作品になっていますので、SNSだったりでどんどん映画が広まって、色んな人に届いたらと思います」とメッセージを送った。