2021年12月28日から31日まで、幕張メッセで開催された株式会社ロッキング・オン・ジャパン主催・企画制作の国内最大の年越しフェス「COUNTDOWN JAPAN 21/22」に28日、4人組バンドの[Alexandros]が出演。来年2月にリリースするシングル『Rock The World』など9曲を披露し、全8組(RO JACK for ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2020優勝アーティストは除く)が出演したこの日のトリを務めた。

「COUNTDOWN JAPAN 21/22」は、今年は新型コロナウイルス感染症対策のため、例年とは大きく異なる形で開催されている。

『PARTY IS ”NOT” OVER』のSEに合わせ、“PARTY IS NOT OVER”の文字がLED画面に点滅。サングラスをかけたボーカル・ギターの川上洋平は、ステージの中央に立つと両手で作ったVサインを頭上に掲げた。画面の文字が“KICK”に変わると同時に“日本最大の忘年会”がスタートした。

【ライブレポート】[Alexandros]、2年ぶりCDJ初日にトリで登場!日本最大の忘年会で2021年を打ち上げ <COUNTDOWN JAPAN 21/22> 【ライブレポート】[Alexandros]、2年ぶりCDJ初日にトリで登場!日本最大の忘年会で2021年を打ち上げ <COUNTDOWN JAPAN 21/22>

サポートギターを入れ、トリプルギターで奏でた『Kick&Spin』は圧巻の一言。「暴れる時間だ」と川上があおると、この日が38歳最後のステージになったベースの磯部寛之らはヘドバンをしながら演奏を続行した。フロアを覗き込んだ川上は、舌を出して威嚇。1曲目から激しく揺さぶった。

天を貫くような白井眞輝のギターが印象的な『Starrrrrrr』では、声を出せない観客たちが拳を振り上げ、“その感情を曝け出して”いく。解放された表情を見せる観客に川上は両手で“グッド”のポーズを作り何度も頷いていた。

【ライブレポート】[Alexandros]、2年ぶりCDJ初日にトリで登場!日本最大の忘年会で2021年を打ち上げ <COUNTDOWN JAPAN 21/22>

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続く『風になって』では川上がアコースティックギターを奏でながら歌唱。川上は同日にスカバンド・東京スカパラダイスオーケストラのライブにゲスト出演し、ホーン隊の演奏に乗せ同曲を披露していたが、異なるアレンジで聴かせファンを喜ばせていた。

中盤のMCで川上は「[Alexandros]の曲は、みんなが歌うパートがたくさんあるので、フェスをやるときはちょっと寂しいかなと思ったけど、全然そんなことありません。すごく熱くなってきました」と汗をぬぐった。

フロアが声を出せない分、自分たちが声と音をぶつけると意気込んだ『Adventure』は、2014年に[Champagne]から[Alexandros]へとバンド名を変えた後、“変わっても変わらないこと”などの思いを込め、リリースした楽曲。

優しい旋律に乗せ“いつだって僕達は言葉の中身を歌ってきた/いつだって僕達は君を連れて行くんだ”と歌う姿からは、コロナ禍で変化した社会の中でも、大切なものは変わらないというメッセージを発信しているように感じられた。

思いが一つになった会場。一人スポットライトを浴びた川上は「5分くらい今年の事を考えてみて」と呼びかけ。アコースティックギターを爪弾きながら歌い始めた『12/26以降の年末ソング』では、川上の背後のスクリーンに、表参道や渋谷など東京の街並みが映し出され客席は、それぞれの思いを巡らせていた。

「この曲も早くお前らと歌いたいぜ。来年は一緒に歌えることを祈ってぶちかまします」と川上がシャウトした『閃光』では、声を合わせることができない代わりにファンとジャンプをして一体に。約50分間のステージは“泣きたくなるほど、僕らはちょっと強くなれる”とつづる、新曲『Rock The World』で幕を閉じた。

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川上は「愛してるぜ、幕張!次はもっとでかい会場でお会いしましょう!」と両手を振って感謝していた。

2022年、[Alexandros]はラストに演奏した『Rock The World』と『日々、織々』を収めた新シングルを2月16日にリリース。4月28日には東京国際フォーラム(東京都千代田区)でライブイベント「This Summer Festival(ディスフェス)2022」を開催する。

(Text:Ayano Nishimura)