周防大島沖で、海上自衛隊の護衛艦が航行できなくなった事故から4日目。新たに護衛艦のものとみられる塗料が、現場周辺の浅瀬の岩に付着していたことが分かりました。

海上保安庁は護衛艦が航路を外れたとみて、業務上過失往来危険の疑いで調べを進めています。

海上自衛隊の護衛艦「いなづま」は、スクリューの損傷や前方部では亀裂などが確認されています。広島海上保安部によりますと、13日の調査で新たに、現場周辺の浅瀬の岩から護衛艦のものとみられる塗料の付着が確認されたということです。岩があったのは岩礁などの障害物を知らせる灯標の近くの浅瀬で、一部の岩は砕けていたということです。

柳井海上保安署では、護衛艦が航路を外れて浅瀬に接触したとみて、業務上過失往来危険の疑いで調べを進めています。

一方、海上自衛隊によりますと、新たな油漏れは確認されていないということです。