2度に渡る大雨の影響は山口県内各地で続いています。
観光地、そして学校にも大きな爪痕を残しました。
山口県美祢市の大正洞。
秋芳洞や景清洞とならぶ市の重要な観光資源です。
市観光協会によると6月30日からの大雨で大正洞の中に土砂や流木が流れ込みました。市が被害状況などを調査していますが復旧の目処は立っていないということです。
秋吉台の自然を紹介する秋吉台エコミュージアム。
施設内は床から15センチほどまで浸水したということです。
3日から営業を再開していますが被害は深刻です。
山口県山陽小野田市の高泊小学校です。
10日の朝校舎裏の斜面が幅30メートル、高さ5メートルに渡って崩れているのが見つかりました。
けが人はいませんでした。
崩れた斜面には学校のシンボルである梅の木が植えられています。
児童が梅の収穫を体験する「梅もぎ」です。
50年以上続く伝統行事で高泊小学校では梅の木を大切に守ってきました。
現場ではこれ以上崩れないよう12日から業者による応急処置が行われていて3日程度で終わる予定です。
ただ元の形に戻る時期は未定だということです。