山口県周南市文化振興財団でおよそ1億4200万円の使途不明金があることがわかりました。
職員2人が10年に渡って横領していた疑いが持たれています。
横領の疑いがあるのは山口県周南市文化振興財団でイベントの企画・運営やプレイガイドの集金を担当していた50代の男性係長と今年3月まで会計を担当していた元職員の60代男性です。
財団によりますとこれまでに分かっているだけで2013年度から10年間のコンサートなどの売り上げ金およそ1億4200万円が不明となっていて2人が銀行の残高証明書を偽造する手口で隠ぺいしていたということです。
今年5月に60代の元職員が不正を自ら申告して発覚しその後の調査で50代の係長も一部について認めたということです。
2人が共謀していたかや金の使い道は現在調査中ですが財団はすでに周南警察署に一部について告訴状を提出しています。
山口県周南市文化振興財団は現在休職中の50代係長に8月12日付で懲戒解雇を通知していて今後損害賠償請求などしかるべき手段を取るとしています。
山口県周南市では今年3月にも同じ市の外郭団体であるふるさと振興財団で職員による横領が発覚していて今後会計監査のあり方や指定管理者の選定についても見直しが求められそうです。