投げるたびに安定感を増し、ますます勢いに乗る田中将大。これまでこの連載では、アマチュア時代、プロ入り後の成長過程における田中将大のひみつ、そして体の使い方や投球フォームのひみつを掘り下げ、「田中将大はなぜスゴイのか!?」を探ってきた。今回は、試合以外でのプライベートなひみつを探ることで、「人間・田中将大」の魅力とパワーの原泉を丸裸にしてみたい。


◎ひみつ19:ももクロ大好き・田中将大。Pabo……誰それ?

 もはや説明不要といってもいいほど認知されている、田中将大の「ももいろクローバーZ(以下、ももクロ)」好き。練習用グラブにはももクロのそれぞれのメンバーカラーである緑、ピンク、赤、黄、紫の5色をカラーリング。入場曲でも楽天時代終盤はももクロの曲が定番で、MLBデビュー戦でも入場曲はももクロ。しかも、まだ発売されていない未発表曲(「My Dear Fellow」)だったことで、野球ファンだけでなく、ももクロファンまでも驚かせてしまった。

 これほどまで、ももクロ好きな田中。ところが、最初に好きになったアイドルはモーニング娘。で、推しメン(一番好きなメンバー)は安倍なつみだった。そこからAKB48へと心移りし、推しメンは高橋みなみに。

 では、ももクロでは誰が推しメンなのか? と思いきや、自身の影響力の大きさも考慮してか「箱推し」(特定のメンバーではなくグループ全体が好き)であることをTwitterなどで公言。田中自身の限定グッズなどでももクロを表現する際も、常に5色を配しているあたりも、田中らしいバランス感覚と言えるだろう。

 ちなみに妻である里田まいが所属していた「Pabo」や「カントリー娘。」については……興味がなかったという。


◎ひみつ20:里田まいとのなれそめは、毎年恒例のあの番組

 では、田中と里田まいが付き合い始めるキッカケとは何だったのか? 結論からいえば、2010年の正月特番「プロ野球オールスタースポーツフェスティバル」(日本テレビ系)だった。2009年12月3日に行われた番組収録に、田中は楽天代表として出場。そして、司会を務めていたのが里田まいだったのだ。この番組共演をきっかけに親交を深めた2人は、2010年夏頃になって交際をスタートさせたという。


◎ひみつ21:実は結婚願望が強く、若いうちに結婚したかった

 交際をスタートさせた田中と里田は、2年後の2012年3月20日に婚姻届を提出した。田中24歳、里田27歳(28歳直前)の春だった。

 今の時代、24歳で結婚というと早婚の部類に入る。だが、田中にしてみれば理想よりも2年遅い結婚だった。TBS系スポーツ番組「S☆1」に出演したルーキーイヤーの2007年、「22歳くらいには結婚したい」という発言をしていたのだ。なぜ、22歳だったのか。番組内で田中は、次のようなコメントを残している。

「やっぱり、子どもに、自分が野球をやっている姿を見てもらいたいなっていう思いがあって……。しかも全盛期の頃に見て、目に焼き付けてほしいなっていうのはありますね」

 田中にしてみれば、昨シーズンやまさに今の勇姿こそ、まだ見ぬ子どもに見せたかった姿かもしれない。