藤沢文学の中の歌麿とは 鶴岡・記念館15周年記念の企画展
浮世絵師の歌麿を主人公とする同作品は、1975(昭和50)年にオール読物で連載開始。全6編で後に書籍も発刊された。葛飾北斎をモデルにしたデビュー作「溟(くら)い海」以降も、藤沢作品と浮世絵の関わりは深く、藤沢さん自身も浮世絵が時代小説を書くきっかけだったと振り返っている。
企画展では、あらすじとともに、歌麿のほか、浮世絵などの版元だった蔦屋重三郎らに関する象徴的な場面を紹介している。各編に登場する女性の設定などを記した藤沢さんのメモ、江戸の出版統制に関わる蔵書など約50点を展示し、作品の世界観を浮かび上がらせている。9月23日まで。
同記念館は、鶴岡公園内に2010年に開館した。本年度は15周年を記念し、9月には「たそがれ清兵衛」の企画展を予定している。


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