ドイツにて工業の街として発展してきた、ファンタスティック街道内で最大の街「シュトゥットガルト」をご存じでしょうか。

今回は、シュトゥットガルトの観光スポットと近郊にある古城のおすすめを紹介します。黒い森地方に興味のある方は、ぜひチェックしてみてください。

シュトゥットガルトはどんな街?

シュトゥットガルト シュロスプラッツ

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ドイツ南西部の黒い森地方にあるシュトゥットガルト(Stuttgart)は、バーデン・ヴュルテンベルク州の州都。日本人にはおなじみの 自動車メーカーであるメルセデス・ベンツとポルシェが本社を置いている工業都市 で、中央駅の右上には大きなベンツのマークが据え付けられています。また、シュトゥットガルトは ワイン でも有名な街です。白ワインが多いドイツでは珍しい赤ワインの生産地なので、お酒が好きな方はぜひ飲んでみてください。

シュトゥットガルトへは日本からの直行便はありませんが、乗り継ぎでシュトゥットガルト空港へとアクセスできます。空港から中央駅まではSバーンに乗って約30分です。中央駅にはICE特急も発着するため、ほかの都市との行き来も快適。ICE特急を利用した場合フランクフルトからは約1時間半、ミュンヘンからは約2時間15分ほどです。

シュトゥットガルトにあるおすすめ観光スポット3選

メルセデス・ベンツ博物館

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車ファン以外も楽しめる「メルセデス・ベンツ博物館」

「メルセデス・ベンツ博物館(Mercedes-Benz Museum)」は、自動車ファン必見のおすすめスポット。中央駅から東方向にあるネッカー川沿いにあり、 二重らせん構造の銀色の建物が近未来的 で目を奪われます。

内部の展示スペースでは 最古の自動車から研究中の未来の車まで展示 されており、その数は160台以上。なかでも歴代のレーシングカーを紹介するフロアには、サーキットをイメージできるようにズラリと車が並べられ、全体を見るだけでも圧倒されるでしょう。無料の音声ガイドには日本語があり、自動車やベンツの歴史を学べるので車に詳しくない方も安心して見学できます。

【基本情報】

  • 所在地:Mercedesstraße 100, 70372 Stuttgart
  • 営業時間(火曜〜日曜):9:00〜18:00(チケット販売は17:00まで)
  • 定休日:月曜
  • 通常チケット料金:大人(18歳以上)12ユーロ、子ども(13歳〜17歳)6ユーロ、12歳以下は無料
  • イブニングチケット料金:6ユーロ(16:30〜18:00の入場限定)

https://www.mercedes-benz.com/en/art-and-culture/museum/

かつての旧宮殿を利用した「ヴュルテンベルク州立博物館」

「ヴュルテンベルク州立博物館(Landesmuseum Württemberg)」は、中央駅の南に位置する宮殿広場の近くにある博物館です。 かつてヴュルテンベルク王国時代に使われていた城を利用 しており、シュトゥットガルトの中心地でありながら古城の雰囲気を味わえます。

創立時から集められた収蔵品は100万点以上で、常設展示は大きく5つのテーマで構成されています。なかでも古代ギリシャやローマなどの宝飾品や大理石の胸像といった考古学コレクションや、ヴュルテンベルク国王の王冠をはじめとするこの地域に関わる美術史と文化史のコレクションは一見の価値ありです。

【基本情報】

  • 所在地:Altes Schloss, Schillerpl. 6, 70173 Stuttgart
  • 営業時間(火曜〜日曜):10:00〜17:00
  • 定休日:月曜(祝日の月曜は営業)
  • 入場料:大人16ユーロ、18歳以下は無料

https://www.landesmuseum-stuttgart.de/en/visit/visitor-information

スポーツカー好き必見の「ポルシェ・ミュージアム」

車好きの中でもスポーツカーに興味があるなら、「ポルシェ・ミュージアム(Porsche Museum)」もおすすめです。中央駅から北のルートヴィヒスブルクとの間にあり、Sバーンに乗るとすぐ目の前まで簡単にアクセスできます。

内部では、 世界的にも有名なポルシェ365ロードスターをはじめ、現存する最古のものから最新のものまでの約100台の車が常設で展示 されています。ポルシェが車作りで大切にしてきた考え方について解説しているコーナーもあり、ポルシェとはどういう車なのかがしっかりと理解できるでしょう。ショップでポルシェやスポーツカーファンへのお土産探しも楽しめます。

【基本情報】

  • 所在地:Porscheplatz 1, 70435 Stuttgart
  • 営業時間(火曜〜日曜):9:00〜18:00(チケット売り場は17:30まで)
  • 定休日:月曜
  • 入場料:大人(18歳以上)10ユーロ、子ども(14歳〜17歳)5ユーロ、14歳以下は無料

https://media.porsche.com/mediakit/porsche-museum

シュトゥットガルト近郊にあるおすすめの城3選

ホーエンツォレルン城

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ドイツ内でも屈指の名城「ホーエンツォレルン城」

黒い森地方の城といえば、 ドイツ3大美城の一つである「ホーエンツォレルン城(Burg Hohenzollern)」 が外せません。シュトゥットガルトから鉄道で1時間程度のヘッヒンゲン(Hechingen)駅に向かい、城の駐車場まで運行するバスに乗って向かいます。

城が建つこの地はプロイセン王家であるホーエンツォレルン家の発祥の地で、 天候次第では雲海に浮かんでいるかのように幻想的 な姿が見られます。内部は自分のペースで巡れ、なんといっても王冠や美術品などの貴重なコレクションが見ものです。

また、帰りのバスの時間はしっかりとチェックしておきましょう。城の駐車場から入口まで約20分かかりますが、頻繁に運行しているわけではないため逃してしまうとタクシーの利用になる点に注意が必要です。

【基本情報】

  • 所在地:72379 Burg Hohenzollern
  • 営業時間:10:00〜18:30(最終入場は17:30)
  • 定休日(2023年):11月27日、11月28日、12月5日、12月11日、12月18日、12月24日、12月31日
  • 入場料(オンラインチケット):大人(18歳以上)22ユーロ、子ども(12歳〜17歳)10ユーロ、11歳以下は無料

https://www.burg-hohenzollern.com/startpage.html

ドイツ最大のバロック式宮殿「ルートヴィヒスブルク城」

「ルートヴィヒスブルク城(Residenzschloss Ludwigsburg)」は、シュトゥットガルトの北にある ドイツ最大のバロック式宮殿 。シュトゥットガルト中央駅からSバーンに乗り込み、約15分のルートヴィヒスブルク駅から徒歩15分ほどでアクセスできます。

宮殿は元々ヴュルテンベルク公爵の邸宅として建てられ、クリーム色の壁と茶色の屋根が印象的です。 荘厳な大広間や色鮮やかな天井のフレスコ画、美術品 などがガイドツアーで見学でき、見どころもたくさん。宮殿の北側に広がる 「ブルーミング・バロック(Blühendes Barock)」と呼ばれるバロック式の庭園も華やか なので、ぜひ散策してみてください。

【基本情報】

  • 所在地:Schlossstraße 30, 71634 Ludwigsburg
  • 営業時間(2023年3月18日〜2023年11月5日):[月曜〜金曜]11:00〜16:00、[土曜・日曜・祝日]10:00〜17:00
  • 営業時間(2023年11月6日〜2023年12月23日):11:00〜16:00
  • 営業時間(2023年12月25日〜2024年1月7日):11:00〜16:00
  • 営業時間(2024年1月8日〜2024年3月22日):[月曜〜金曜]12:00〜16:00、[土曜・日曜]11:00〜16:00
  • 定休日:12月24日
  • 入場料:大人9ユーロ、子ども4.5ユーロ

https://www.schloss-ludwigsburg.de/en/

崖の上に建つ姿が印象的な「リヒテンシュタイン城」

少し体力が必要ですが、「リヒテンシュタイン城(Schloss Lichtenstein)」もおすすめです。まずは鉄道でロイトリンゲン中央駅(Reutlingen Hbf)にアクセスし、バスに乗り換えてホナウ(Honau)を目指します。そこから徒歩で40分ほど山道を登る必要があるので、歩きやすい服装で向かいましょう。

「妖精の城」とも呼ばれるように、山道を登った先で出会うリヒテンシュタイン城の姿はまさにファンタジーの世界観。 豊かな自然に囲まれるなか、断崖絶壁上に建つ佇まいは写真映え間違いなしでしょう。内部はガイドツアーで見学でき、城としては狭いながらも中世の絵画や武器庫など見応えは十分です。

マイナーな城ですが、リヒテンシュタイン城は頑張って山道を登るだけの価値があります。下山の前には城のすぐ近くにあるカフェレストランに立ち寄って、足休めをすると良いでしょう。

【基本情報】

  • 所在地:Schloss Lichtenstein 1, 72805 Lichtenstein
  • 営業時間(3月、11月〜12月):10:00〜16:00
  • 営業時間(4月〜10月):9:00〜17:30
  • 定休日:1月〜2月、12月24日〜12月26日
  • ガイド付きツアー:大人12ユーロ、子ども6ユーロ

https://www.schloss-lichtenstein.de/en/

シュトゥットガルトから黒い森地方を観光しよう

ルートヴィヒスブルク城

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広大な針葉樹の森がある黒い森地方の中でも、交通の便の良さからシュトゥットガルトは観光の拠点にピッタリです。紹介したスポット以外にも魅力的なお城や教会などがあり、時期によってはワイン祭りやクリスマスマーケットも楽しめます。

ぜひこの記事を参考に、シュトゥットガルトから黒い森地方の旅を始めてみてください。

出典・参考

  • ドイツ【シュトゥットガルト】工業と文化の2つの顔を持つ街 ー まっぷるトラベルガイド
  • シュトゥットガルトのおすすめ観光スポット5選 ドイツの今昔を知ろう | トラベルjp 旅行ガイド
  • 【行き方】ドイツ・リヒテンシュタイン城|おとぎ話に出てくるようなお城 | タビシタ

余暇プランナー:C.Wakisaka