エステティシャン・鍼灸師として豊富な経験を持つ森田真理先生。女性ホルモン研究家でもあり、不妊や産前・産後ケア、生理トラブル、更年期障害といった女性特有の症状に特化して治療をされています。今回は、生理前に過剰になりがちな食欲についてうかがいました。

原因は、ホルモンバランスの乱れ

「最近たくさん食べたくなる…」と思っていると生理が始まる、そんな経験がある人は多いはず。「生理前に食欲が過剰になってしまうのも、PMS(月経前症候群)の一つです」と真理先生。

「月経の始まる3〜10日ほど前から起こる不快な症状の原因は、女性ホルモン・プロゲステロンの増減と言われています。健康な女性の場合、月経が終わってエストロゲンが分泌して排卵を迎え、その後プロゲステロンが自然に増加していきます」

「オーバーワークや寝不足の方、ストレスを強く受けている方、また栄養バランスが悪い方や、あるいは神経質だったり几帳面だったりする完璧主義の方は、排卵がないまま生理を迎えている場合があるんですね。そうすると、プロゲステロンがうまく分泌できません。きちんとプロゲステロンが分泌されることによって血糖値が正常に維持できるのですが、プロゲステロンを分泌できなくなると血糖のコントロールがうまくできなくなり、その結果食欲が増す、という仕組みになっています」

なるほど、女性ホルモンのアンバランスが原因なんですね。

食べたくなっても、糖質は控えめに

生理前の食欲を抑えるには、どうしたらいいですか?

「外側からコントロールするには、糖質を控えるのが一番有効ですね。菓子パンやキャンディ、スナック菓子などは原料が糖質のため、食べると血糖値が急激に上がってしまいます。一気に上がった血糖値を一気に下げようとして、またインスリンが大量に分泌されてしまうため、血糖値がジェットコースターのように急激に上がったり下がったりして、食欲のコントロールがさらに難しくなってしまいます」

「また、糖質が多く含まれるものを食べている方は、プロゲステロンがうまく作れないんですね。プロゲステロンの分泌が十分でないと、血糖値がうまくコントロールできずに、食欲が爆発してしまいます。なので、食べ物については糖質を控えることが大事ですね」

もしどうしても何か食べたかったら、どういうものを摂ったらいいですか?

「ナッツ・ゆで卵など、低糖質のものを意識して、間食として摂っていくといいですね」

糖質控えめのおやつにチェンジするのが、生理前の食欲を抑える秘訣のようです。

ライター:沢田聡子

監修:森田真理/Mari鍼灸Salonオーナー。痩身・美容鍼灸家として人気が高い。オリジナルブランド「ぎんざ美人灸」を持つ。