体を緩めることから始める温かいカラダ作り

一般的に言われる「冷え性」とは、基本的には血管が収縮してしまい、血液がすみずみまで行き渡らないことで起こります。ヨガやトレーニングをしていて、ある程度筋肉がついていると思っていても、実は内臓脂肪が多かったり、深層の筋肉が硬いままなど、外的要因によって、知らないうちに冷えやすい状態になってしまっている人も。

まずはカラダを緩めることから始めましょう。上半身を動かす有酸素の動きを行い、体幹部分だけでなく下半身や手足など末端まで温めます。どちらのエクササイズも、両足を閉じて立って行います。

体を緩めるエクササイズ

1:肩の素早い上げ下げ
まっすぐ立ち、両手は体側に。息を吐き切り、肩を上げられるだけ上げたら下げる。下げた時は自然な高さでOK。これを素早く30回繰り返す。

上半身をとにかく素早く動かし、有酸素運動で一気に緩めて温めます。携帯電話を頻繁に使ったり、寒さで知らないうちに肩まわりが緊張している人は多いもの。肩のこわばりは、上半身全体を緊張させてしまいます。

まず血液を送るポンプを高めるために、心臓と肺のある上半身へのダイレクトなアプローチから始めましょう。特に肩まわりを緩め、熱が動きやすくしていきます。小刻みに軽くジャンプするように徐々に全身を動かすのもいいでしょう。

2:伸ばした両腕を後ろへ引く
まっすぐに立って、両手を前に伸ばす。ヒジは張らずに、手のひらは真下を向ける。肩甲骨を後ろで寄せ合うように両腕を後ろに引く。手を引くと同時に、手のひらを上に向ける。これを適度なリズムで30回繰り返す。

肩甲骨まわりの筋肉をほぐすことで、血流をよくしていきます。素早い肩の上げ下げで体が温まったら、肩甲骨まわりだけでなく、縮こまりやすくかたまりやすい背筋にもアプローチしていきます。ヒジを引くことで、肩甲骨は自動的に後ろで寄り合うように動きます。そうすることで、前かがみの状態が続いて強ばってしまった背中の筋肉にも刺激を与えることができます。鎖骨から引く意識を持つと、より大きく動かすことができますよ。

文:幸雅子
出典:『Yogini』vol.61/「ヨガと自然療法で冷えを解決する」
監修:石垣英俊/神楽坂ホリスティック・クーラ®代表。「アラウンドセラピー®」主宰。鍼師、灸師、按摩マッサージ指圧師。カイロプラクティック理学士。
アーサナ監修:川名祐紀/Studio+Lotus8認定ヨガ指導者。ホリスティックな視点を持ち、本来備わっている力に働きかける指導を行う。石垣先生の下、アラウンドセラピー®を学ぶ。