心が揺れ動いたら…

心が揺れ動いていることに気がついた時、心を温めて軽くしたいと願ってもなかなか叶わず…。心を安定させるために、心によって制御するのはかなり難しいですよね。それより体を動かし、体が持つ機能をフルに生かしてスッキリした感覚を得るほうが早道です。
一時的な解決の不安材料を忘れるというだけではなく、きちんと根本解決すれば、いつまでもグラグラと揺れ動く心を解消することはできるはず。

心の揺れを感じた時の脱力ポイント

心と体はつながっているもの。恐怖や緊張の心を解消するための体の意識ポイントは、ノドや首の力を抜くことです。

心がこわばって身がまえている時、最大の急所に当たるノドや首に力が無意識に入ってしまいます。必然的に呼吸も浅くなりがちなので、より恐怖や不安をあおってしまうことに。

だからこそ、恐怖や緊張を解消するにはノドや首の脱力が大切なのです。

オススメの二つのヨガのポーズをご紹介

◇立位前屈
首の力を抜いた時の心地よい脱力感を味わう。股関節から上半身をつりさげるような姿勢になる立位前屈。首が背骨からぶら下がって、だらりと落ちているイメージ。首の力を抜いて重力に任せよう。

まっすぐに立ち、吐きながら上半身を前に倒す。
ヒザを軽く曲げて両手を床に置く。
肩の力を抜いてリラックスして、呼吸を続ける。
吸いながらゆっくり起き上がる。
◇太鼓橋のポーズ


うなじを伸ばし、胸を開く。体が浮き上がる開放感を感じよう。首を伸ばしてから胸を引き上げることで、うなじがストレッチされ、緊張を取る。肩を内側に入れて胸を開き、呼吸を調節しよう。

仰向けに横になり、両ヒザを曲げる。カカトはできるだけお尻に近づける。
両手は体側に置き、手のひらは床へ向ける。
吸いながらお尻を持ち上げ、胸も持ち上げる。
余裕があれば体の下で手を組み、さらに肩甲骨を寄せて呼吸を続ける。
吐きながら背骨を一つひとつ下ろす。

ライター:安藤けいこ
出典:yogini vol.28「ヨガで心のケア」
監修:綿本彰/綿本ヨーガスタジオ主宰。日本瞑想協会会長。現在は同スタジオでのヨガの指導、日本各地でワークショップを開く他、ローマ、ミラノ、サンフランシスコなどでもワークショップを開催。