都心から2時間半!高原リゾート蓼科で過ごす寛ぎの休日

木々が芽吹き、新緑が生い茂り、時折夏の兆しの暑ささえ感じられる季節。緊急事態宣言が解除され、少しずつ活動範囲を広げていきたいところ。自粛疲れやストレスを解消すべく、車を走らせて大自然に飛び込む旅に出かけてみては?

都心から車で約2時間半、長野県茅野市にある蓼科へ。この地に降り立つやいなや、都会ではとても味わえないような緑の匂いと、爽やかな風、澄んだ空気が包み込み、少し遠くまで来たなぁと実感します。

北八ヶ岳の麓、森に囲まれた緑豊かな手付かずの自然が広がる蓼科高原は、ゴルフリゾートや別荘地が並ぶものの、軽井沢ほど観光地化しておらず、のんびり過ごしたい人にオススメの高原リゾートです。

年間を通じて涼しく、グリーンシーズンと言われる4〜10月は避暑地として、ウィンターシーズンはスキーリゾートとしても人気があり、季節ごとに異なる趣の観光を楽しむことができるエリアです。

今回宿泊した【テラス蓼科リゾート&スパ】は、蓼科高原にある法人会員制リゾートで、別荘感覚で利用する人が多く、ビジターももちろん宿泊可能です。標高1200mの国定公園内に佇む北に蓼科山、東に八ヶ岳をはじめ日本アルプスが壮大に広がります。広大なグリーンの中に、ポツポツと置かれた真っ赤なパラソルが見事に映えます。

ペットと泊まれるコテージで、暮らすように旅する

ウィングと名付けられた二つの宿泊棟があり、全室55㎡以上の開放的な空間で緑を感じられるオープンエアスタイルが魅力です。

中でもオススメしたいのはコテージタイプ。今回利用した【コテージメゾネットB】は86㎡の2階建てで最大6人まで宿泊できるので、家族やグループ旅行にも最適です。

大きな窓には緑が全面に広がり、ベランダに出れば草木の匂いや鳥の囀りを近くに、蓼科の自然を全身で感じられます。デッキチェアに腰掛けて森林浴するのもいいし、持参したマットを広げてヨガをするのも気持ちいい。ふうっと深呼吸して、マイナスイオンをいっぱい浴びて、五感が研ぎ澄まされていく感覚を味わえます。

1階の寝室では静かに深い眠りを、2階のリビングでは上質なインテリアに囲まれて、差し込む木漏れ日を感じながら心地よい時間を過ごせます。1階から2階へ抜ける間接照明の光もまた癒しの空間を演出してくれます。

日本国内の宿泊施設では希少なペットフレンドリーホテルというのも嬉しいポイント。敷地内にはドッグランもあり、大切な愛犬を連れて旅行するには絶好のデスティネーションでしょう。チェックアウト時に次の予約をしていくリピーターも多いそう。定期的に利用すればもう一つの家に帰ってくるような、まさに別荘気分が味わえることでしょう。

八ヶ岳パノラマビューの源泉掛け流し露天風呂

国定公園内の大自然に囲まれた、約12メートルに渡る幅広い露天風呂からは見事な八ヶ岳連峰が180℃望めます。

全国でも数少ない酸性泉の100%源泉掛け流し温泉で、皮膚病、やけど、切り傷、疲労回復、健康増進に効能があるとして、温泉ファンの間でも定評があるほど。四つのプレートが交わる場所に湧く蓼科三室源泉を使っています。

山間から吹く外気が心地よく、いつまでも浸かっていられる展望露天風呂です。木のぬくもりを感じられる内風呂、サウナやジャグジーも備え、身も心もリラックスできます。

日中は青空に走る八ヶ岳の雄大な稜線を、日が暮れると夕空から次第に、頭上に満天の星がきらめく幻想的な景色を望めます。春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪景色というように、入浴しながら四季折々の表情を愛でられるのも、この地を再訪したくなる理由の一つ。日帰り入浴も可能なので、ドライブがてら気軽に足を運ぶのも良さそう。

タヌキに遭遇!手付かずの大自然が残る蓼科で味わう感動体験

今もなお原生林や高原植物など手付かずの自然が残る蓼科の地では、地形を生かしたアクティビティが充実しています。敷地内にはゴルフ場やテニスコート、近隣の蓼科湖ではカヤック、八ヶ岳の山々ではトレッキングも楽しめます。

森に囲まれたコテージでぐっすり眠れた翌朝は、少し早起きして周辺観光を楽しむのが良いでしょう。白樺林に囲まれた遊歩道を散策していると、思いがけず野生動物たちに出会えました。朝は鹿、夕方は狸!日本の国鳥である雉(きじ)も顔を出し、まさにそこは動物天国で、感動の連続でした。最近ではカモシカも出没したとか。都心では絶対見られない希少な光景が、ここでは日常的に体験できるのだから不思議なものです。

今回はホテルのお隣にある聖光寺までランニングしました。朝の光に包まれ、静けさ残る神聖な雰囲気が漂っていました。春はお寺の桜が満開になるそう。

夜は星空ウォッチングや、今の季節は蛍ウォッチングもできます。車で10分ほど走れば蓼科大滝、40分ほど行けば霧ヶ峰高原の絶景にも出会えます。

アクティブに体を動かした後は、ダイニング「GRANDISH」で食事を。緑を望む開放的な空間で、地元信州の食材をふんだんに使った朝食ビュッフェを堪能できます。採れたて野菜のサラダやフレッシュジュースなど、地産地消にこだわったヘルシーなメニューが並びます。(新型コロナウィルスの影響で残念ながら現在ビュッフェスタイルは休止中のようです。)

時間を忘れ、ただただ自然に身を置き、何もしない贅沢を味わう、寛ぎの休日。

都心の便利な生活もいいけれど、これだけリモートワークが定着し、職場に行く必要もなくなりつつある今なら、思い切って自然を近くに感じられる田舎暮らしやスローライフもありかも?蓼科の非日常空間で体感したこれらの経験を、なんだか日常生活でも再現してみたいと思わせてくれた、そんなひと時でした。

■施設詳細
名称:テラス蓼科リゾート&スパ
住所:〒391-0301 長野県茅野市北山蓼科4035−949
TEL:0266-67-0100(9:00〜19:00 ※電話による宿泊予約受付)
URL:https://www.terrace-tateshina.com/
アクセス:車の場合…東京方面から中央自動車道で1時間半+諏訪南ICからエコーラインで33分
電車の場合…新宿駅から特急スーパーあずさで約2時間茅野駅下車+茅野駅から送迎バス約30分
所要時間:約2時間半
宿泊料金:16,300円〜(1室2名利用時)

テキスト・撮影:渡辺由布子