スロバキア首相が撃たれ搬送、生命の危機…容疑者は70代との報道も

15日、スロバキア中部ハンドロバで、銃撃されたフィツォ首相を車内に避難させる警護員ら=ロイター

 【ベルリン=中西賢司】中欧スロバキアからの報道によると、ロベルト・フィツォ首相が15日、中部ハンドロバで銃撃され、病院に搬送された。スロバキア政府によると、複数回にわたって撃たれ、命の危険にさらされているという。狙撃犯は現場で拘束された。

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15日、スロバキア中部ハンドロバで、フィツォ首相が銃撃された後に拘束された人物=ロイター

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 フィツォ氏は政府の会合に出席した後、市民が多数集まる会場付近で銃撃された。地元メディアは、警護員(SP)が負傷したフィツォ氏を抱えて黒塗りの車に乗せたり、狙撃犯とみられる人物が後ろ手に手錠をかけられたりする映像を流している。70歳代の男が狙撃したとの報道もある。

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ロベルト・フィツォ首相=AP

 最大与党の左派政党スメルを率いるフィツォ氏は昨年秋の総選挙で勝利し、首相に返り咲いた。汚職疑惑があるほか、ウクライナへの軍事支援に反対するなどロシア寄りの姿勢を見せ、反発を招いていた。

 ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は15日、銃撃を強く非難し、「フィツォ氏の回復を願い、スロバキアの人々との連帯を表明する」とX(旧ツイッター)に投稿した。