織田信長が徳川家康をもてなした際の料理を、名古屋市東区の日本料理店・宝善亭が「信長御膳」として再現した。

 隣接する徳川美術館で開催中の特別展「天下人の城」(読売新聞社など主催)に合わせ、15日から提供を始めている。

 再現したのは、天正10年(1582年)、安土城を訪れた家康のため、信長の命を受け、明智光秀がコイやウナギ、アワビなど山海の珍味を集めて用意した料理。「赤ぶどう酒」を食前酒に、いためた鶏肉をナスに詰めた「 茄子 なす つぼつぼ」、コイの吸い物、信長をイメージして 金箔 きんぱく で大福を包んだデザート「 羊皮餅 ようひもち 」など17品を並べた。

 徳川美術館の原史彦・学芸部長代理(49)が監修し、「信長にとって家康は東を守る重要な人物であり盟友。目新しい料理をそろえた最高のもてなしとして記録が残っている」と解説する。