豪雨による土砂災害現場を調査した「日本地すべり学会」(東京)の専門家チームは16日、大分県日田市で記者会見し、現場の大半は傾斜が急な斜面で、浅い地層が滑り落ちる「表層崩壊」が起きたとの見方を明らかにした。

 チームは14〜16日、日田市と大分県中津市、福岡県 東峰 とうほう 村の現場を調べた。落合博貴・同学会長(治山学)は「大量の雨水が地中に染みこんで地下水があふれ出し、土壌が不安定となって、土砂崩れが起きた」と話した。

 また、人工林から流れ出た流木を調べたところ、長さ約40メートル、樹齢40〜50年の比較的大きいスギが多かった。樹木が根を張ることで斜面の土壌は安定するが、落合氏は「根で持ちこたえられないほどの雨量だったのだろう」と語った。