石川県・能登半島沖約300キロの漁場「 大和 やまと たい 」で密漁を繰り返す北朝鮮籍とみられる漁船が、秋口から北上を始めていることが日本の漁船のレーダーなどで確認された。

 日本の排他的経済水域(EEZ)内にある、大和堆と並ぶスルメイカの好漁場「武蔵堆」に向かっているとみられる。違法操業船による占拠を懸念し、石川県の漁業関係者らは15日、海上保安庁や水産庁などに取り締まり強化を文書で要請した。

 武蔵堆は北海道・稚内南西沖約100キロの海域で、多くのイカ釣り漁船がここと大和堆を行き来して操業している。同県や北海道などの中型漁船約60隻は今月3日頃から大和堆での操業を始めたが、レーダーや目視で約1000隻の違法操業船が確認された。そのため武蔵堆へ移動したところ、その南方で50隻超が確認された。9月にも数隻が目撃されており、いずれも北朝鮮籍船とみられるという。