北朝鮮船籍とベリーズ船籍のタンカーが積み荷を移し替える密輸取引を行った問題で、日本政府はベリーズ船籍タンカーの所有者が香港企業であることを確認した。

 日本政府は、この香港企業が国際的な対北朝鮮包囲網の抜け穴になっている可能性があるとみている。

 国連安全保障理事会は昨年12月、今回の密輸取引が確認された北朝鮮船籍タンカー「Rye Song Gang1号」を制裁対象に指定していた。中国に拠点を置く企業が北朝鮮への密輸に関与した疑いが浮上したことから、日本政府は確認情報を中国政府に提供し、安保理決議の厳格な履行に向けて協力を要請する。安保理の北朝鮮制裁委員会にも通報した。

 海上自衛隊の哨戒機が13日未明、東シナ海で積み荷の移し替え作業の様子を確認していた。問題の北朝鮮船籍タンカーは1月20日に東シナ海の公海上で、シンガポール企業が所有するドミニカ船籍のタンカーとも密輸取引を行っていた疑いがある。