【ブリュッセル=横堀裕也】英国の欧州連合(EU)からの離脱に向けたEUとの初交渉が19日、ブリュッセルで行われた。

 今後は、「手切れ金」とも呼ばれるEU予算の分担金支払い問題などについて優先的に協議を行い、自由貿易協定(FTA)の締結に関する交渉は先送りすることで一致した。

 優先協議は〈1〉分担金〈2〉市民の在留・就労資格の保障〈3〉北アイルランドの国境管理〈4〉その他の問題――について行われ、〈3〉を除き、それぞれ作業部会を設置することでも合意した。〈3〉については、双方の調整官が協議にあたる。7月以降、月に1回のペースで交渉を重ねる。

 離脱交渉を巡っては、EUが、まず分担金問題などについて解決すべきだと主張。これに対し英国は、早期のFTA交渉入りを求めて対立していた。この日の初交渉では、英国が譲歩を迫られた格好だ。FTA交渉については、分担金問題などで「十分な進展」が得られた後に臨むことになったという。