【カイロ=本間圭一】トルコ国営通信などによると、同国司法当局は10日、昨年7月のクーデター未遂事件に関与したとして、新聞記者やメディア従業員ら35人に対する拘束命令を出した。

 左派系ビルグン紙の編集長も含め、既に9人を拘束し、イスタンブールなどの関係先を捜索。警察当局は、記者らが特殊なアプリを使い、事件の首謀者とされる宗教指導者フェトフッラー・ギュレン師派の活動を支援したとみている。

 トルコの記者協会によると、事件の関連でこれまで、約150のメディアが閉鎖され、記者約160人が拘束された。同国では、新聞社幹部だった国会議員が今年6月、「国家機密」に関する情報を有力紙に渡したとして、禁錮25年の有罪判決を受けた。これに対し、大規模な抗議デモが起こるなど、報道の自由への弾圧との批判が強まっている。