【エルサレム=金子靖志】パレスチナの分裂解消に向けた和解協議で、パレスチナ自治政府の主流派ファタハと、自治区ガザを実質的に支配するイスラム主義組織ハマスの代表者は12日、統一政府樹立を柱とする合意文書に署名した。

 今後、統一政府樹立に向けた選挙などを調整する見通しで、10年に及ぶ分断解消の兆しが見えてきた。

 協議は、仲介役となっているエジプトの首都カイロで10日から行われた。合意は、12月までにガザの行政運営をハマスから自治政府に完全移管し、その後、選挙を行って正式な統一政府樹立を目指す内容。11月21日にカイロで選挙に向けた具体的な協議を行う見通しだ。

 AFP通信によると、ファタハを率いる自治政府のアッバス議長は合意が「最終的なもの」と述べ、今後1か月以内に、ガザを10年ぶりに訪問するという。ハマス最高幹部のハニヤ氏も「エジプトの支援で合意に達した」との声明を発表した。