【ソウル聯合ニュース】同性愛など性的少数者(LGBT)の権利と尊厳を訴える「クィア・フェスティバル」が15日、ソウル都心で開かれ、時折激しい雨が降る悪天候にもかかわらず、性的少数者や支持者ら約8万5000人(主催者発表)が参加した。

 ソウル市庁前の広場には米国、英国、オーストラリアなど13カ国・地域の大使館やグローバル企業、人権団体、宗教団体などが100余りのブースを出展した。

 なかでも国家人権委員会が国家機関として初めて参加し注目を集めた。また、軍人権センターもブースを設置し、兵役による軍入隊を控えた若者らを対象に相談会を開いた。

 午後4時からはハイライトとなるパレードが行われた。華麗な衣装に身を包んだ参加者を乗せたトラック9台と後に続く大勢の参加者が、スピーカーから流れる音楽に合わせて体を揺らしながらソウル都心を約2時間練り歩いた。

 パレードのスタート地点では保守団体のメンバーが車両の上から「贖罪(しょくざい)しろ」などと叫んだり、パレード中に大型の十字架を掲げて「同性愛反対」を叫ぶ人も見られたが、パレードは支障なく進んだ。会場付近ではキリスト教系の保守団体などが複数の反対集会を開いが、フェス参加者との接触などは起きなかった。