【世宗聯合ニュース】韓国統計庁が21日発表した資料によると、スマートフォン(スマホ)などを利用したモバイル通販が爆発的に成長し、韓国の小売販売の2割近くがオンラインで行われていることが明らかになった。

 小売販売額全体のうち、オンライン販売の占める割合はここ7年で2倍以上増加し、過去最高を記録した。

 今年1〜3月期の小売販売額は96兆562億9800万ウォン(約9兆5800億円)で、前年同期比4.7%増加した。この期間のネット通販取引額は同19.6%増の18兆2157億2100万ウォンだった。

 小売販売全体でのネット通販の比率は19.0%で、統計を開始した2010年以降で最高となった。

 ネット通販の取引額の比率は、調査を開始した10年1〜3月期は8.2%にとどまったが、16年10〜12月期には17%台へと急速に伸びた。

 小売販売全体の増加はわずかだが、ネット通販の急成長によりオンラインでの小売販売額は2桁成長を続け、その割合は13年1〜3月期の11.2%から16年7〜10月期には23.2%まで増加した。今年1〜3月期も19.6%と、20%前後の成長率を維持している。

 近ごろはモバイルでの簡易決済システムが発達し、若年層を中心にモバイル通販を利用する「親指族」が急速に増加している。

 ネット通販の取引額全体のうち、モバイル通販の占める割合は3月に59.0%まで伸び、過去最高を更新した。

 統計庁の関係者は「スマホの普及でモバイル通販が成長し、通販サイトでもモバイル販売を強化しているためだとみられる」と説明した。

 一方、前年同期比の小売販売全体の増加率は、11年1〜3月期、4〜6月期には10〜11%台だったが、次第に鈍化して13年4〜6月期には0.6%にまで落ち込んだ。

 小売販売の増加率はその後上昇したが、昨年は3〜5%台にとどまり、今年1〜3月期も4.7%と以前の勢いを取り戻せていない。

 流通の花形、百貨店の小売販売は下降線をたどっている。百貨店の小売販売額は今年1月に前年比1.5%減少し、2月と3月にもそれぞれ5.6%、3.5%減少した。4、5月にもそれぞれ2.2%、4.6%減と、マイナス成長から抜け出せなかった。