【城南聯合ニュース】老衰のため23日に亡くなった旧日本軍の慰安婦被害者、金君子(キム・グンジャ)さんを哀悼するため、韓国政界の要人が24日、相次いでソウル近郊、京畿道城南市の葬儀場を訪れた。

 李洛淵(イ・ナクヨン)首相、保守系野党「正しい政党」の李恵薫(イ・ヘフン)代表、中道系の第2野党「国民の党」の臨時代表を務める朴柱宣(パク・ジュソン)非常対策委員長は24日午前、金さんの遺体が安置されている葬儀場を訪問した。

 李首相は葬儀場で、慰安婦被害者が共同生活を送る施設「ナヌムの家」(京畿道広州市)で金さんと共に暮らした李容洙(イ・ヨンス)さんや同施設の関係者と面談。「大統領が言う国らしい国になるためにすべきことは、至らない国のせいで侮辱された国民をなぐさめ、国のために献身した方々に報いること」とし、「それがまさに始まった」と話した。また、2015年の旧日本軍の慰安婦問題を巡る日本との合意について「交渉がうまくいったとは考えていない。しかも当事者が受け入れていない交渉には何の意味もない。女性家族部などの部署がいろいろ深く考えている」と、慰安婦問題に関する現政権の方針に言及した。

 李容洙さんが正しい政党の李代表に対し、日本との合意に基づき、被害者支援のために韓国が設立した「和解・癒やし財団」を解体し、日本が拠出した10億円を返還するよう要請すると、李代表は「大統領が再交渉すると言った」とした上で、党の立場として慰安婦合意は無効だとの見解を示した。

 午後には与党「共に民主党」の秋美愛(チュ・ミエ)代表と禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表、革新系少数党「正義党」の李貞味(イ・ジョンミ)代表らが葬儀場を訪れる予定だ。