【光州聯合ニュース】太平洋戦争中に女子勤労挺身隊として日本に徴用された経験を持つ梁錦徳(ヤン・グムドク)さんが韓国南西部の光州で行われた映画「軍艦島」(原題)の特別試写会に出席した。

 梁さんは自身が体験したことと同じような悲劇が映画の題材として扱われたことについて、「若い学生たちは、おじいさん、おばあさんが苦労した意味を忘れないでほしい」と述べた。

 梁さんは小学校6年生だった1944年に三菱重工の名古屋航空機製作所に強制徴用された。1日10時間以上の労働を強いられ、賃金をもらうこともできなかった。

 梁さんは同映画のスタッフが強制徴用された朝鮮人の惨状を扱ったことに感謝の気持ちを伝えた。また過去を記憶し、歴史を正しく伝えてほしいと語った。

 試写会は、配給会社のCJエンタテインメントが市民団体「勤労挺身隊ハルモニ(おばあさん)とともにする市民の集まり」の要請に応じ、実現した。同団体は端島(軍艦島、長崎市)炭鉱など、日本による植民地時代に朝鮮半島出身者が強制労働をさせられた7施設が含まれる「明治日本の産業革命遺産」(全23施設)の国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界文化遺産登録に反対してきた。

 映画「軍艦島」は、端島炭坑に強制徴用された朝鮮人が命がけで島を脱出しようとする姿を描いた作品。リュ・スンワン監督がメガホンを取り、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブ、ソン・ジュンギ、イ・ジョンヒョンなどが出演した。韓国で26日に公開される。