【ソウル聯合ニュース】韓国行政安全部の金富謙(キム・ブギョム)長官は26日午後、日本による朝鮮人強制徴用を扱った韓国映画「軍艦島」(原題)を犠牲者や遺族らとソウルの映画館で鑑賞した。

 同日封切られた「軍艦島」は、日本による植民地時代の末期に強制徴用され、端島炭坑(軍艦島、長崎市)の地下1000メートルで石炭を掘っていた朝鮮人の惨状を描いている。歴史問題を正面から取り上げていることに加え、ファン・ジョンミン、ソ・ジソブ、ソン・ジュンギ、イ・ジョンヒョンら人気俳優が出演し、大きな話題を集めた。

 行政安全部によると、1943年から45年にかけて軍艦島に強制徴用された朝鮮人は500〜800人ほどと推定され、韓国国内の存命者は6人だという。

 この日の上映には、軍艦島に徴用された経験を持つ90代男性2人が出席した。男性らと遺族は舞台あいさつで「強制徴用された人々の痛みと苦しみを国民が記憶できるようにしてくれ、心から感謝する」などと述べた。

 金長官は映画の鑑賞に先立ち、付近の飲食店で犠牲者の遺族や関連団体代表と懇談し、遺族の生活状況や苦労を尋ねた。

 金氏は映画について、「国民が日本による強制動員被害者の痛みと苦しみを理解し、共感する契機になればいい」と述べ、「政府は国民の目の高さに合った歴史の清算に最善を尽くす」とした。