【ソウル聯合ニュース】韓国統一部の当局者は27日、記者団に対し、南北軍事境界線付近での敵対行為を互いに停止するための軍事当局者会談の提案に北朝鮮が応じていないことについて「北は具体的に拒否の意思表明をしていない状況だ。いろいろ悩んでいるのだろう」と述べた。急を要する懸案であることを北朝鮮が認識し、会談提案に応じるよう促した。

 この当局者は「政府は期限を設けて(北朝鮮との対話に)取り組むものではない」と強調。朝鮮半島の不安定な状況を解消する方策の一環として軍事会談を提案し、朝鮮戦争などで生き別れになった離散家族の痛みを癒すことが急がれるという意味で赤十字会談を提案したと説明した。

 北朝鮮が新たな挑発に踏み切る場合にも韓国政府の対話路線が維持されるのかとの質問には、「政府の対話への立場は明確だ」と答える一方で、「北の挑発と関連した報道や状況があり、注視している」と言及した。

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は「ベルリン構想」で、27日の朝鮮戦争休戦協定締結64年を機に軍事境界線付近での敵対行為を停止するよう呼び掛けており、政府はこれに基づき北朝鮮に軍事当局会談を21日に開くことを提案した。北朝鮮はいまだに反応を示しておらず、敵対行為停止の実現は難しくなった。また北朝鮮は、韓国が8月1日開催を提案した赤十字会談についても反応を示していない。