【ソウル聯合ニュース】韓国政府筋は31日、北朝鮮が7月に2度にわたり大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の弾道ミサイルを発射し、韓米が対北朝鮮抑止力を強化する必要性が高まっている状況を踏まえ、米国と近く開催予定の外相会談で拡大抑止戦略協議体(EDSCG)の会議開催と定例化を議論する計画だと伝えた。韓国の康京和(カン・ギョンファ)外交部長官と米国のティラーソン国務長官は、8月上旬にフィリピン・マニラで開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)に合わせ外相会談を行う予定とされる。

 拡大抑止は、同盟国が敵国から核攻撃の脅威を受ける場合、米国が核兵器による「核の傘」やミサイル防衛、通常兵器などを用いて攻撃を抑止し、同盟国を守るもの。

 6月末にワシントンで開かれた韓米首脳会談の共同声明には、両国首脳が外交・国防閣僚会議(2プラス2)と高官級のEDSCGの定例化を通じた拡大抑止力の強化を関係当局に指示したと明記された。

 EDSCGには両国の外交・国防当局の次官級が出席し、実効性のある拡大抑止の運用を巡り意見を交わす。

 韓米間にも拡大抑止の履行に向けた北大西洋条約機構(NATO)レベルの協議体が必要だとの指摘を受け、両国は昨年10月の2プラス2でEDSCGの新設に合意し、同12月に初会議を開いた。

 韓国で文在寅(ムン・ジェイン)政権が発足して間もない今年6月には両国外交・国防当局の局長級がソウルで会合し、EDSCGの2回目の会議をできるだけ早く開催する方向で一致した。韓国政府当局者によると、会議の首席代表を務める予定の米国務省次官級ポストが空席のため、米国側の人選を待っている状況だという。