【ソウル聯合ニュース】韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は31日、北朝鮮が28日に大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14」を発射したことについて、「レッドライン(越えてはならない一線)の臨界点に到達した」とし、「朝鮮半島の安全保障状況が根本的変化に直面した」と述べた。

 就任から2カ月を迎えた李首相はこの日、記者団との懇談会で北朝鮮問題について「文在寅(ムン・ジェイン)政権は(韓国が置かれた)緊迫した安保状況、複雑な外交環境を賢明に管理するために最善を尽くしている。国益と安保を最優先に考えながら、米国などの関係国と緊密に協力している」と説明した。

 また、北朝鮮が韓国だけでなく世界の全ての国の期待に背いて挑発を強化し、それを今後も止めない可能性が高いとして憂慮を示した。

 李首相は文大統領がドイツ・ベルリンで今月6日に示した「朝鮮半島平和ビジョン」(ベルリン構想)について、挑発を続ける北朝鮮に対する「警告」と北朝鮮が対話の場に出てくることを想定した「平和構想」の二つで構成されたと述べた上で、北朝鮮は不幸にも平和構想を実行する機会を封じ、「警告」に関連した状況を作り出していると指摘した。

 その上で「(北朝鮮との)対話のドアを完全に閉めてはいないが、何事もなかったように北と向かい合うことはできない」とし、「関係国と緊密に公式・非公式協議を行っている。強国の意見が同じ方向ならよいが、不幸なことにそうではないため、韓国はさらに多くの知恵が必要であり、そのような知恵を出すために努力している」と強調した。