【ソウル聯合ニュース】韓国東部の鬱陵島の横に独島が描かれた、朝鮮全図「大東輿地図」彩飾写本が新たに日本で見つかったことが2日、分かった。韓国・慶北大の南権熙(ナム・グォンヒ)教授(文献情報学)によると、清州大の金聖洙(キム・ソンス)教授(文献情報学)、富山大の藤本幸夫名誉教授と共に日本の個人が所蔵していた「大東輿地図」筆写本を調べたところ、折り畳み式の全22帖のうち14帖に、鬱陵島の右側に「于山」と記された小さな島が確認された。これは独島を指す。

 「大東輿地図」は朝鮮王朝時代後期の地理学者、金正浩(キム・ジョンホ)が1861年に作成し、木版印刷で刊行された。木版本には独島が表示されていない。筆写本は木版本に手を加えて作成された。

 南氏は「1834年に完成した彩色の『青邱図』(金正浩が作成した地図で大東輿地図の元になった)を見ると、独島が鬱陵島の右側に描かれているが、これより後に作られた『大東輿地図』には独島がない。木版本で抜けた部分を後世で筆写本を製作する際に補ったと推定される」と説明した。 

 独島が描かれた「大東輿地図」は日本の国立国会図書館にもあるとされる。韓国の財団法人韓国研究院も所蔵し、登録文化財第638号に指定されている。

 南氏は日本で見つかった筆写本を「韓国研究院の地図と大変よく似ている」とした。鬱陵島の上方に「于山島は鬱陵島の東側にある」と記載されているという。官吏が鬱陵島視察を報告した年号の表現から、南氏は「筆写本は木版印刷が刊行された1864年から1889年の間に製作されたといえる」との見方を示した。

 筆写本には、木版本にない地名や建築物、歴史的な記録など2000余りの情報が書き加えられているという。