【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は1日深夜、トランプ米大統領と約40分にわたり電話で会談し、北朝鮮のミサイル挑発への対応などを集中的に話し合った。

 両首脳の電話会談は北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級ミサイル発射を受けて行われた先月7日以来。

 韓国青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官によると、この日の会談で両首脳は北朝鮮の脅威に対応するには韓国の国防力を強化することが重要との認識で一致。韓国軍の弾道ミサイルに搭載できる弾頭の重量などを定める韓米ミサイル指針を韓国が望むレベルに改定することで基本合意した。

 韓米ミサイル指針は2012年の改定で、韓国の弾道ミサイルの最大射程を従来の300キロから800キロに延ばしたが、ミサイルに搭載できる弾頭の重量は500キロに据え置かれた。

 文大統領は7月29日の北朝鮮のICBM級ミサイル発射を受けて、韓米ミサイル指針の改定と関連する実務交渉の開始を指示し、両国の交渉が始まった。韓国側は有事の際に北朝鮮の地下施設の破壊などが可能になるよう弾頭の重量を無制限にするよう求めているとされる。

 両首脳は最近の北朝鮮のミサイル挑発や朝鮮半島の安保状況についても深く議論。北朝鮮に対して強い圧力をかけなければならない時期だという認識を共有した。

 文大統領は、北朝鮮のミサイル発射が国連安全保障理事会の決議に違反するだけでなく域内の緊張を高める「重大な挑発」と指摘。その上で、米国が戦略兵器を迅速に朝鮮半島に展開するなど強固な韓米の防衛態勢を示したことや北朝鮮のミサイル発射を非難する国連安保理の議長声明の採択などで両国が団結したことを高く評価した。

 トランプ大統領は、北朝鮮の挑発に断固として対応しながら強力かつ明確なメッセージを送ることが重要だと強調したという。

 両首脳は北朝鮮に対し最大限の制裁と圧力を加えることで挑発を抑止しながら対話の場に北朝鮮を引っ張り出し、北朝鮮核問題を平和的に解決することの重要性を再確認。韓米日3カ国の連携を維持していくことも確認し合った。

 また今月中旬に米ニューヨークで開かれる国連総会を機に韓米首脳会談を行うことで合意したほか、多国間会議の場などで頻繁に会談することにしたという。