【ソウル聯合ニュース】韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は15日、南東部の慶尚北道浦項市で同日午後に発生したマグニチュード(M)5.4の地震について、原子力発電所をはじめ様々な産業施設の安全を徹底的に点検するよう指示した。青瓦台(大統領府)の朴洙賢(パク・スヒョン)報道官が伝えた。

 文大統領は東南アジア歴訪から帰国後、午後4時30分から行われた首席秘書官・補佐官会議で、被害状況や原発の状況、16日に行われる大学修学能力試験(日本のセンター試験に相当)への影響などについて報告を受けた。

 文大統領は「修学能力試験の最中に発生する可能性のある全ての状況に備えて対策を講じ、特に受験生の心理的な安定まで配慮した対策を用意しなければならない」と述べた。

 教育部と行政安全部に対して責任者を浦項地域に派遣し、修学能力試験の状況を管理するよう指示し、国土交通部に対しても万全の態勢を整えるよう指示したという。

 文大統領は「慶州の地震の経験から、地震発生時の本震だけでなく余震などの発生に対する不安が大きい」とし、「緊張を解かず、今後の状況を徹底的に管理しなければならない」と強調した。また国民に向け、政府を信じて政府が伝える行動マニュアルに従ってほしいと要請した。