【ソウル聯合ニュース】韓国の李明博(イ・ミョンバク)元大統領が15日早朝、21時間にわたる検察の取り調べを受け、帰宅した。待ち受ける報道陣の質問には答えず「お疲れさまでした」とだけコメントし、車に乗り込んだ。検察は李氏の供述やこれまでの捜査内容を踏まえ、逮捕状を請求するかどうかを決める方針だ。

 李氏は大統領在職中(2008〜13年)に情報機関の国家情報院(国情院)やサムスンをはじめとする企業などから110億ウォン(約11億円)台に上る不正資金を受け取った疑いで取り調べを受けるため、14日午前にソウル中央地検に出頭した。

 取り調べは約14時間に及んだが、李氏が供述内容を検討するのにさらに6時間以上かかった。李氏は弁護人と共に供述内容を綿密に検討し、内容の一部修正を求めたりもしたという。

 検察は今週中にも捜査結果を検事総長に報告し、逮捕状の請求や今後の捜査計画に関する裁可を受けるとされる。李氏が容疑を否認していることから、検察は証拠隠滅の恐れがあることを理由に逮捕状を請求する可能性が高いとみられている。